動物

キタキツネと猫と雀の子の話

 

キタキツネの子 土管の子

土管の中からこちらの様子を窺う キタキツネの子

昼間 母さんぎつね(しっぽがふさふさのキツネです)の危険を知らせる鳴き声に

慌てふためいて 巣から離れた土管に逃げ込んだのだそうです

 

翌日にはちゃんと巣穴に戻っていたらしいから

夜のうちに 母さんぎつねが迎えに来たのかもしれません

よかった

 

キタキツネの子 陽炎の子

陽炎がたつ 暑い日の昼

トボトボと歩く 1匹の子ぎつね

親とはぐれてしまったのか それとも ちょっとした冒険なのか

ほんとうのところは わかりませんが

小さな後ろ姿が あまりにも頼りなくて こちらまで心細くなってしまいました

先っぽが白いしっぽの ちびぎつね

どうか母さんに会えますように

 

 

猫の子

ニャー ニャーという 子猫の鳴き声が聞こえ始めたのは 一昨日のことでした

もしやと思い 我が家の庭を一回り

鳴き声は塀の向こう 隣家から聞こえてきました

お隣で鳴いてんだ

 

2階の窓からそっと覗くと 親猫が見えました

母さん猫が一緒なら安心だ

 

親猫は 床下通気口(換気口)の近くに横たわり  時々起き上がっては 中を覗いていました

もしかしたら 子猫たちは隣家の床下にいるのかもしれない

それにしても よく鳴く子猫たちだ

そう思いながら その日は眠りにつきました

 

翌日 子猫の激しく鳴く声で目が覚めました

親猫は床下の通気口の前を行ったり来たり

立ち止まって通気口を覗き込んでは 中の様子を窺っています

 

このとき初めて気づきました

子猫たちは自力で外に出らず 親猫も中に入れないでいる状況だったのです

なんてこと

 

鳴き続ける子猫と なんとか助けたいと通気口に手を伸ばす親猫

かわいそうに‥

ダメだ とても見てられない

でも 時刻はまだ朝の6時

はやる気持ちを抑え お隣に事情を伝えることができのは それから2時間あとのことでした

 

事情を知ったお隣さんは すぐに対応してくれました

きっと開いた通気口(お隣さんが開けてくれました)から

母さん猫が子猫たちを連れ出したのでしょうね

1時間も経たないうちに 子猫の鳴き声は聞こえなくなりました

 

やさしい隣人で ほんとうによかった

( 朝っぱらから相談に乗ってくれた友人にも 感謝です)

 

 

スズメの子

巣立って間のないスズメのヒナ

オンコの枝に 母さんスズメと並んで それはそれは平和そのものといった光景でしたが

 

突然 親鳥2羽が激しく鳴き始めました

辺りを見回すと 猫の姿

親鳥は猫を威嚇していたんですね

頼もしい親鳥スズメに ほっこりです

 

きょうは 久しぶりの雨

恵みの雨です

子ぎつねや 子猫 は 今頃どうしているでしょうか

 

 

 

おまけ

どうしてるかな

 

 

 

POSTED COMMENT

  1. katananke05 より:

    最近は聞こえないけど
    ずいぶんまえは 子猫の声が聞こえたりしたら
    どうしようかと どきどきしました〜
    捨て猫でも 切ないし はぐれ猫でも 困るし、、

    今は子育てのシーズンで いかにも幼い声のすすめ
    「ちゅるちゅる、、」というようにないて 足元のほん先を
    ちょんちょん飛ぶのを見つけます〜
    すずめも すくなくなってるとか、、どうしてかしらね〜

    • omasa より:

      katananke05 様

      ドキドキする気持ち わかります
      私も鳴き声を聞いたときに 何匹か子猫を引き取る覚悟をしました

      北海道でも以前一時的にスズメが激減したことがありましたが 今は元通りになりました
      はっきりした原因はわからないままです

      ちなみにこの写真を撮った数日あと 猫に咥えられたスズメのヒナを見てしまいました
      青い首輪をしたシャム猫は 得意そうに歩いていましたが
      ぐったりしたヒナと激しく鳴いている親鳥が哀れでした

  2. ここよこ より:

    閉じ込められていると知ってから
    お隣さんに子猫を出してもらえるまでの間
    もどかしく心配な気持ちで時間がとても
    長く感じられたことでしょうね・・・
    でも、無事に救出されて親子が一緒に
    会えて良かったですね!

    子ぎつねや雀の雛
    鳴き声が聞こえる子猫
    それぞれに運命やドラマがあるのですね。

    可愛らしさにほっこりしたり
    その身の安全を祈ったり
    親の強さを見たり。
    でも、
    雀の悲しい場面に遭遇してしまったのは
    辛かったですね・・・

    • omasa より:

      ここよこ様

      子猫が床下から出られないと気づいてからの数時間は 気が気じゃなかったけど
      お隣さんがすぐに対応してくれたので ほんとうに助かりました
      なんだか私の周りには 猫にまつわる事件が多いような‥
      気のせいですかね

      キツネも猫もスズメも人間も 親子の絆は同じなんだなぁ と思います
      通気口の隙間に前足を入れて なんとか子猫を助けようとする親猫の姿が 今も忘れられません

  3. 344Akemi より:

    子猫の救出が叶って やれやれでしたね
    悲痛な子猫の鳴き声と 母猫の姿は心がキューっと締め付けられそう!

    とぼとぼ頼りない子供キタキツネの後ろ姿・・・童話の話ではなくて現実なんだと思うと心配が尽きないね~
    おまさちゃんも その場を離れがたい気持ちで見送った事でしょうね
    動物の親子が寄り添っていて 子供が安心しきって親の胸元で眠れる姿を祈りたいですね~

    • omasa より:

      344Akemi 様

      私は事情を伝えただけだったけど お隣さんはもっと大変だったかも
      万事うまくことが進み ホッと一安心です

      子ぎつねね きのう親子でいるところを見ました~
      ふさふさの毛のお母さんだったよ
      こちらも一安心
      きのうは いい日でした ^^

      • 344Akemi より:

        良かったあ~!!
        ホッとするね~
        お母さんの体調も良好そうで、親子が元気に過ごせるね

        • omasa より:

          344Akemi 様

          ほんとにホッとしました~
          子ぎつねのそばには おっぱいが大きい母さんぎつね
          100mくらい離れた所に父さんぎつねらしいのもいましたよ
          どちらも ふさふさのキツネでした 
          とりあえず「疥癬」には罹っていないようで こちらもホッです

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