自然

朝霧のマガン

 

先日、マガンの飛来前に宮島沼に出かけるという失態を演じた私
一昨日、リベンジにと再度宮島沼に向かいました
 
ねぐら入りの写真を撮るのが目的でしたが
おバカな私は 防寒着一式の入ったデイパックを家に忘れ
結局一昨日も目的を果たせずじまい
(ねぐら入り:夕方に鳥が 寝床となる沼に戻って来ること)
 
あ~、とことん トンマです(号泣)
 
宮島沼には縁がなかったのかな‥
と、1度は諦めかけたのですが
翌日、つまり昨日の深夜(2時頃)に目が覚めて眠れない
 
よ~し
こうなりゃ、ねぐら立ちの写真を撮ってやろうじゃないの!
(ねぐら立ち:日の出前にねぐらとなる沼から鳥達が一斉に飛び立つこと)
 
夜道の運転は不慣れだけれど、大丈夫 カーナビがある
I can do it !   I can do it !
 
三脚、よし 予備のバッテリー、よし 交換レンズ、よし
SDカードは‥ちゃんと入っている
ミニ懐中電灯と、おむすびとお味噌汁も入れてっと
 
今から、ちょっと出かけて来るよ
P9290124.JPG
それまで はしゃいでいた猫は急に沈み
階段の隅でかたまってしまいました
許せ、さわら
 
3時前に家を出て、宮島沼に着いたのは4時過ぎでした
 
気温は4℃
空には満点の星 きれいだなぁ
オリオン座の中に縦に並んだ3つの星まで、はっきりと見えます
 
適当に写真を撮ったら、いくつか星が写っていました
( それほど変わらないけれど、拡大するとちょっとだけ見やすいかも‥。)
P9289503-002.JPG
 
キャハハン、キャハハン!
数万のマガンの鳴き声が、暗闇を満たします
すごい臨場感
まるでマガンの中に自分が立っているみたいで
ざわざわと鳥肌がたちます
 
それにしても、ゲートは施錠されたまま
飛び立つ前には開錠してくれるのかなぁ
それとも、観察小屋へ行った方がいいかな
 
ヤバイ 移動するなら早くしないと、肝心のときに間に合わないぞ(汗)
 
ゲートの向こうに見える沼
目を凝らすと、沼のかなり近くにマガンがいるのが見えます
これはきっとゲートは開かない
 
ええい、移動だ
まだ飛ばないでよ 飛ばないでよ
三脚を抱え、走る私
 
あぁ、トンマだ
 
場所取りもなんにもできないまま、とりあえず撮った写真が、これ
P9289579.JPG
なんとか、大きな群れの飛び立ちには間に合いました
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朝霧で霞む沼
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朝日に染まるマガン
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駐車場に向うカメラマン
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幻想的な田舎道
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朝露を蓄えた草
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田畑へ移動するマガンの群れ
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霧に包まれた田んぼ
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田んぼに舞い降りるマガン
P9289907-001.JPG
深い霧の中を走る車
P9289992-001.JPG
 
なにもかもが美しく なにもかもが愛おしく
胸が熱くなりました
 
私が帰路についたのは、すっかり霧が晴れてから
玄関では小さなプリンセスがお出迎え
ただいま さわら
ただいま
 

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