時間は更に遡って、午前11時。
場所は北海道神宮。
この日神宮で、明治天皇御増祀50年を記念して流鏑馬(やぶさめ)奉納が行われました。
関連行事は午後1時から、疾走は午後2時半ということでしたが、
撮影場所を確保しようと早めに現場入り。
気合、入っています。
午後1時半。
境内の特設馬場に向かって、道産馬に乗った射手がゆっくりと進んで来ます。
古式ゆかしい装束を身にまとった射手を見ていると、
一瞬 今が平成の世であることを忘れてしまいそうになります。
トーン、トーン、トーン。
太鼓の音が静かに響きます。
今回流鏑馬に使われる馬は全て道産馬とのこと。
サラブレッドなどの洋種馬に比べると、
一回り小さく ずんぐりとした体型をしていますが、
みんな大人しくていい子ばかりです。
さあ、いよいよ始まりました。
勢いよく駆ける馬の足元から砂が舞い上がります。
馬上の射手は、3つの的に向かって弓を放ちます。
ターン!
弓が的に当たると、ギャラリーから歓声と拍手が沸き起こります。
今回のやぶさめ神事には外国人の射手も混じっていました。
きりきりと引かれる弓。
狙いを定めて矢が放たれる瞬間。
馬の駆ける音。
いななき。
無駄のない射手の所作が、見る者を圧倒してゆきます。
美しく気高い、日本の騎射(うまゆみ)文化。
いつまでも残して欲しいな‥。
毎年えこりん村で開かれていた流鏑馬ですが、今年はどうも開かれそうにありません。
寂しいな‥と思っていたら、
写真仲間から「北海道神宮で流鏑馬奉納があるみたいだ」との情報を戴き、大喜び。
仲間は大切にしなきゃ。
さて、長々と続いた9月14日物語も今日で終わりです。
お付き合いくださいました皆様にも、心からお礼申し上げます。
ありがとうございました。
[騎射文化」ということば 初めて聞きました、、
鎌倉が有名ですがもう 済んだようで〜
こしきゆかしい美しい行事ですね、、
衣装も 雅で 飾りをつけたお馬も
はれがましそう〜
美しい写真を ありがとう〜
カタナンケ?様
北海道神宮での流鏑馬は5、6年ぶりだと、
現地で居合わせた人が言っていました。
もう来年は見られないのかな‥と思うと寂しいです。
ここ数日、北海道は寒いです。
日中でも上着が必要なときもあります。
よろしければこれを参考にしてください。
↓
http://www.tenki.jp/forecast/1/2/1400.html
(石狩地方 下の方に地域名が記載されているので該当するするものをクリックしてね。)
http://www.tenki.jp/forecast/1/4/2100/1213.html
(苫小牧市)
流鏑馬の りりしくも美しい写真を堪能させていただきました
北海道神宮で見られるとは知りませんでした
いつかこの目でみてみたいです
長男が 高校と大学で弓道をやっていました
たいそう熱心に取り組んで(そのため大学は留年)
がんばっていましたよ
何度か試合も見に行きましたが
所作が美しい競技でした
お馬鹿のわが息子も 弓道しているときは
若武者のようで なかなかかっこよかった・・・・と思います(親ばか)
ソフィー様
そうでしたか。息子さんが弓道を。
いいですね~。
弓道の所作は本当に美しいですよね。
見ている側の背筋まで自然とシャンとしてきます。
息子さんが弓をひいている姿、空想してしまいました。^^
物語の始まりは、流鏑馬ですか。
それは、気合も入りますね。
秋の光と影の中、人も馬も晴れ舞台。美しい。
観客との距離が近いですね。
ずっと残っていくといいですね。日本古来の行事。
写真も撮りたい!肉眼でも見たい、となりませんでしたか?
みゃおまま様
光と影が入り混じった風景はとってもきれいなんだけれど、
写真を撮るのが難しくって、かなり苦労しました。
写真も撮りたい、肉眼でも見たい。
そうですね。そういう気持ち、確かにありました。
私が2人居れば、交代で写真撮ればいいんですけれどね~。