背の高い枯れ草の間から ひょっこりと顔を出しているのは エゾシカの親子です
左が母さん鹿で 右が子鹿
寄り添う姿が なんとも微笑ましく ほっこり ほこほこ
10mを超す高木が重なり合い トンネルのようになった道は
昼間でも薄暗く ひんやりとしています
繁殖を終えたこの時期
ここで見るエゾシカのほとんどが 女鹿か未成熟の子鹿です
雄鹿は 女鹿や子鹿たちとは別の場所で
群れになって過ごします
でもこの雄鹿は 3匹の子鹿にぴったり
片時も 子鹿から離れようとしません
母さん鹿はどこかと 目を凝らして探しましたが
それらしきメス鹿はどこにもいません
それでおまえは ここに残ったの?
子鹿を守るようにして駆けてゆく
雄鹿の後ろ姿を見送りながら
胸の奥が ジーンと熱くなるような気がしました
おまけ
母さん鹿は?
母さん鹿を 無くしたから 子鹿に 父さん鹿が 寄り添っているのでしょうか
優しい 父さんですね〜
今日の NHK「ダーウィンが来た」で 突然の雪で 出かけた先で
ねぐらを見失った 子供狼を 父さん狼が
探して周り やっと見つけ 連れ帰る、、というのを
やっていて、、 狼は とりわけ ファミリー愛が強い動物だけど
エゾシカでも 時には そういう父さんも いるのかもね〜
katananke05 様
一応調べてはみたんだけど
「オスが子鹿の育児にかかわる」という記述は見つからなかったんですよね
この雄鹿は例外なのかなぁ
これを機にエゾシカのことをもう少し詳しく調べてみようかな、と思ってます
タンチョウ アカゲラ シジュウカラ キバシリ 例をあげたら切りがありませんが
お母さんはもちろん お父さんたちの育児も とてもきめ細やかです
子孫を残すために組み込まれたことなのかもしれませんが
そういう現場にめぐりあう度に 強く心が揺さぶられます