早朝の恵庭公園を歩きました
天を仰ぐと真っ青な空
足元には朝露に濡れた草花が広がっています
清々しい春の森に 澄んだクロツグミのさえずりが響き渡り
幸せな気持ちでいっぱいになります
エゾエンゴサク
園内のあちらこちらにエゾエンゴサクが咲いていました
透き通るような清らかな青‥
うっとりと 見とれてしまいます
雪解けの早かった今年は
植物の成長も皆 早いようです
道端にあずき色のエンレイソウを見つけました
気をつけないと見逃してしまいそうな小さな花は
ひっそりと うつむいて咲きます
しゃがみ込んでシャッターを切ります
エンレイソウ
エンレイソウやエゾエンゴサクは
湿り気のある林床に咲きます
今はたっぷりと光を浴びて気持ちよさそうですが
木々の葉が成長し 陽の当たらなくなる頃には
地上部はすっかり枯れてしまいます
春に花を咲かせたあと
翌年の春までの長い時間を ひっそりと地下で過ごすのです
こうした植物を スプリング エフェメラル ( Spring ephemeral )と呼びます
アズマイチゲは花の盛りを過ぎてしまいました
しおれた花を見ると ちょっぴり寂しい気持ちになります
エフェメラル ( ephemeral ) には つかの間の・儚い・短命の
等の意味があります
儚い命だから一層 愛おしく思えるのかもしれませんね
アズマイチゲ
下の写真はオオバナノエンレイソウ
短い春の日を愛おしむように 光に向かって精一杯花を咲かせていました
オオバナノエンレイソウ
こうしたスプリング エフェメラルを庭に植えるときは
自然界の環境に習い
庭木の下などの 早春には日が当たり
初夏には日陰になるような場所を選びます
また 夏には地上部が消えてしまうので
夏に葉が茂る宿根草の近くに植えるなどの工夫をするといいかもしれません
春に
はスプリング エフェメラルが まだ貧相な宿根草を助け
はスプリング エフェメラルが まだ貧相な宿根草を助け
夏には成長した宿根草が
消えてしまったスプリング エフェメラルの跡を覆ってくれます
ただ 増えすぎる宿根草のそばは避けた方が無難かもしれませんけれどね
下の植物は ナニワズといいます
ジンチョウゲ科の落葉小低木で 夏に落葉するのだそうです
もちろんスプリング エフェメラルではありませんが
春を告げる愛らしい植物のひとつです
ナニワズ
こちらはマイヅルソウ
やわらかな緑の葉が開き 中央に小さな花の蕾が見えてきました
やがて素朴な白い小花を咲かせます
このマイヅルソウが 木の株元にびっしりと生えているのをよく見かけます
根の張った木の株元で育つ植物はそう多くありません
利用しない手はないと
数年前 試しにツリバナの根じめに使ってみました
いい感じです
ただそのままだと どんどん増えてしまうので
何かで仕切りをした方が無難かもしれません
マイヅルソウ
自然界から学ぶことは少なくありません
さわやかなこの季節
のんびりと野山を歩いてみるのも悪くないかもしれませんね
スプリング エフェメナル、、というの?
メモメモ、、
お勉強しました、、ありがとう〜
福寿草もそうかしら、、
夏には 葉がなくなるよね、、
いっぱいの会津の さくら、、
見に来て〜
カタナンケ様
ピンポーン!
福寿草も スプリング エフェメラル です
会津の桜 美し過ぎます
お天気に恵まれてよかったですね
「スプリング エフェメラル」という言葉、エゾエンゴサクを調べて初めて知りました。
何度見ても惹かれる青です。美しい~
カタナンケさんの会津の桜、私も見させていただきました。
みゃおまま様
時々本州からいらした方に 「北国の青は美しい」と言われることがあります
鮮やかな青い花を見ていると 小さな悩み事は消えてしまいます
↑ みゃおままさま
来てくださったの?
ちょっと コメ下さると 超〜 うれしいわ〜
みゃおままさん、、で 検索したけど
お料理のページがあったのがそうかしら、、
古いブログだったけど、、