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雛人形 そのⅡ 恵庭郷土資料館

 

 

 

前回に引き続き 郷土資料館の「ひな人形展」の紹介をいたします

今回は 雛人形に添えて飾られていた 変わり種です

 

 

神功皇后

お腹に子(後の応神天皇)を身もごりながら戦地へと出陣し

闘いを平定したと伝えられている神功皇后

古くから日本にあった 母神信仰と強く結びついて

聖母神として祀る神社も少なくないとか

 

 

石橋(しゃっきょう)

能の演目のひとつで

めでたく1日の催しをを締めくくる 祝言能(しゅうげんのう)

石橋とは文殊菩薩の浄土に架かる橋のことだそうです

 

 

汐汲み(しおくみ)

歌舞伎 日本舞踊の演目のひとつ

在原行平の形見(烏帽子と狩衣)を身に着けた『松風』(海女)が

行平を想い 舞う様子を現したものだそうです

烏帽子はどこにも見当たらないけど

小さなことに拘るのは野暮というものかもしれませんね

 

 

狆引き官女

日本古来の犬種である狆が 上流階級の家庭で好まれ飼われていたことから

乳幼児死亡率が高かった当時 子どもの健やかな成長を願う親の願いが

育ちやすい犬に結びついて飾られたのだとか

親心ですね

 

ちなみに肝心の狆は 写真右下にぼんやりと写ってはいるのですが

流石にこれで分かれというには 無理がありますね

 

 

こちらも どういうものか よく分かっていません

どうやら解説を見落としたようです

ただ 穏やかな表情で庭の手入れをする老女の姿は まさに平和で安穏そのもの

幼い子の幸せを願って飾るには ぴったりのような気もします

 

郷土資料館には 他にも魅力的な人形が数多く展示されていました

ひな人形の芸術性はもとより

人形を通しての時代の移ろいなども想像されて 興味が尽きません

もしお近くを通ることがありましたら

3/9(日)まで展示会が続くようですので お気軽に

入館料は無料で 開館時間は 9:30~17:00  毎週月曜が休館日です

 

 

POSTED COMMENT

  1. katananke05 より:

    りっぱな七段飾りなどは昨今の住宅事情もあり
    あまり人気がないようですが
    お道具も皆揃ってるのは 見てても面白いものがあります〜
    私自身は お人形の類は 夜などちょっと怖くて 家には欲しくなくあまり好きでないけど お昼に見るのは大丈夫、、 
    昔のは お着物や お道具など
    手が混んでいて見事ですね〜

    • omasa より:

      katananke05 様

      全体の写真も撮ってはいるのですが 今回は省きました
      屏風や御殿など 時代と共に変化していて面白かったです
      お顔も流行があるようですが 目は一様に一重の切れ長 口は おちょぼ口
      日本人らしいお顔が主流のようです

  2. 344Akemi より:

    こんな珍しいものを拝見したのは初めて!
    歴史ストーリーがあったり、その時代の事情を反映したものなのね
    いつの時代も子供が健やかに育つように想う気持ち、願いが込められていて、そういう風習をやはり大事に継承しなくちゃ、と認識させられるね

    • omasa より:

      344Akemi 様

      ねっ 珍しいよね
      ブログでは紹介しきれなかったけど 他にも「高砂」とか 色々あったよ
      庶民の暮らしや文化がうかがわれて興味深かった
      共通するのは 子を想う親心みたいなものかな
      いつの時代も 子は宝だものね

  3. ここよこ より:

    7段飾りに飾られる雛人形の他にも
    一緒に飾られるお人形の種類が
    色々とあるのですね!
    それぞれに動きや個性があって
    面白いです
    老女の優しいお顔が印象的で
    子供の健やかな成長を微笑ましく見ている様です

    • omasa より:

      ここよこ様

      雛人形に添えて こんなに色々のお人形が飾られていたなんてね
      その芸術性の高さにもびっくりです
      年に1度の雛祭り
      子どもの頃 ドキドキしながらお雛様を眺めていたことを思い出します

      昨日今日と 雪が続きますね
      お疲れ 出ていませんか?
      これが最後のまとまった雪になることを願いながら 今朝も6時ごろ雪かきをしました
      まだチラチラと降り続いていますが お昼前にはやむようなので 気合を入れてがんばります

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