前回の夕焼けから
時間を少し巻き戻します
ただ今の時刻 午後1時30分
場所は寿都の海岸
待てど暮らせどやって来ぬアオバトと
容赦なく照りつける夏の太陽に負け
一旦 鳥見を中断し
涼しくなるまで 車で近場をまわることにしました
歌棄(うたすつ)の海岸沿い(R229)を走っていて
小さな鳥居と社を発見
お社の向こうは日本海です
引きで撮ってみると こんな感じ
風光明媚でしょ
鳥居のすぐそばにあった石碑(追分記念碑)には
忍路(おしょろ)高島 およびもないが
せめて歌棄(うたすつ) 磯谷まで
の文字が刻まれていました
江差追分の一節です
ちなみに 忍路(おしょろ) と 高島は 小樽市にある町の名前
歌棄(うたすつ) と 磯谷は 寿都郡にある町の名前です
昔 鰊漁が盛んだった開拓初期の頃
積丹半島神威岬から 女人は渡航することことができませんでした
記念碑に刻まれた一節は
そうした女性が 北に出漁した男への思慕を歌ったものだといわれています
少し角度を変えて写真を撮ってみました
海岸線の向こうに風力発電群が見えます
近で見ると かなりの迫力でしたよ
さて こちらは寿都鰊御殿
通りを挟んで
さきほど紹介した神社の反対側にあります
寿都鰊御殿
鰊御殿の前はニセコバスの停留所になっていました
2~3時間に1本くらいだけど
今もちゃんと走っているようです
鰊御殿から700m ほどの所に
カクジュウ佐藤家 という趣のある建物も見つけました
明治初期に建てた漁場建築の代表的な建築物だそうです
今も人が住んでいるとのことなので
こちらは遠くから 失礼してパシャ
カクジュウ佐藤家
煉瓦造りの美しい建物があったので
こちらもついでにパシャリ
何だろう
倉庫?
暑さ凌ぎに思いついた なんちゃって観光だったけど
どうしてどうして 見どころはいっぱい
結局 アオバトのいる海岸に戻ったのは
午後4時を過ぎた頃でした
羊蹄山から始まり アオバト ハヤブサ 歌棄 夕焼け 星空と
盛りだくさんの日帰り遠征
忘れられない思い出が またひとつ増えました