千歳を過ぎた辺りから 急に霧が出てきました
ヘッドライトをつけ アクセルを緩めます
ウトナイ湖に着いたのは午前8時
まだ辺り一面が真っ白でした
ぼやけた太陽が 水面にゆらゆらと揺らめいています
霞んだ空をヒシクイが飛びます
グワッカッカ
チューバのような低く太い声が 辺りに響き渡ります
羽を損傷したヒシクイの哀しい声です
北大研究林に着いても霧は晴れませんでした
樹木の下を通る度 ぽたりぽたりと雫が落ちてきます
ツルツルの足元に注意しながら 鳥の鳴き声に耳を澄まします
ジュルル ジュルルと シマエナガの鳴き声が聞こえてきます
いつ見てもかわいい子
夢中で写真を撮っている間に
いつの間にか霧が消えていました
シマエナガ
エゾリス
マガモ
ダイサギ
エゾリスの耳毛は立派な冬バージョンで
ダイサギは美しい夏羽(繁殖羽)に換毛中です
冬と春が混在する北国の3月
あやふやな季節が もうしばらく続きそうです
おまけ
にいにいの手
やわらかくて あったかくて 大きい
にいにい?
かえって見えたの?
katananke05 様
そうなんです
娘達と入れ替わるようにして 3日ほど居ました