父は呉市(広島県)で育ちました
広島に原爆が落とされたとき
その爆音を直に聞き 閃光を見たそうです
先日 小さな映画館で
「この世界の片隅に」という映画を観ました
舞台は 第二次世界大戦の頃の呉市
ごく普通に嫁ぎ ごく普通に暮らしていた若い女性の日常を
静かに 丁寧に描写した 心揺さぶられる作品でした
オオマツヨイグサ(月見草)
呉市が激しい空爆に何度も遭ったことを
私は映画を観るまで知りませんでした
父に戦時中のことを何度か尋ねたことがありましたが
いつも多くを語ってはくれませんでした
ノラニンジン
父がよく話してくれたのは近所の山のこと
子供の足で ずいぶん歩いたのだと
懐かしそうに話していました
映画に 灰ヶ峰という名前が出てきて
ハッとしました
すっかり忘れていたけれど
父の山 そういう名前だったかもしれない
※※※ ※※※ ※※※
しゃがみ込んで 草の写真を撮ります
月見草 に ノラニンジン ツユクサ
ムラサキツメクサに似たこの花は
シャジクソウというそうです
シャジクソウ
シャジクソウ
吹く風の気持ちいいこと
トンボが飛んで 蝶が舞って
なんて穏やかで美しい風景 ‥
ルリボシヤンマ
ツユクサ
キアゲハとインパチェンス
アキアカネ
トンボの飛ぶ空の向こうに 落下傘が見えました
一つ 二つ 三つ
ドーン ドーン
遠くから 鈍い砲撃音が聞こえてきます
訓練が訓練で終わりますように
誰も傷つくことがありませんように
誰も傷つけることがありませんように
誰も傷付けることも無く、誰も傷つかない様に・・・
本当にそう思います。
多くの犠牲と悲しみの過去は、決して繰り返してはならないはず。そうならない様に願います。
毎日の平和の有り難さをかみしめて、
亡き人達を思う夏。
他者を思いやる気持ちの輪が広がって、
平和の輪も広がっていきます様に‼
いま この映画 上映されているのですね、、
8月のこの季節だから とくに 意味深いものがありますね、、
ワタシのブログの 「最新のトラックバック」のところに
この世界の片隅に、、と 川合玉堂というのが
はいっていて
わたしも 感想を書いています、、
さいしょに 漫画をよんで 映画化されたから
見たいみたい、、といってたら むすこがつきあってくれました、、
こうの史代さんは 他にもよんで 感銘をうけた
漫画家さんです〜
すずさんの 片腕をうしなっても ほんわりとした笑顔で
毎日の時間を受入れて行く姿勢に
涙がとまりませんでした、、
お父様は 地獄をごらんになったから むすめには
見せたくない 知らせたくないと
おはなしに成らなかったのでは、、
きちがいが 近い国に居る、、住んでいる空の上を
おそろしいものが 通過する、、
そうきいても いまいち 恐怖の臨場感を 感じられない
平和ぼけの 自分を 恥じます〜
ここよこ様
子供達にも 孫達にも 私達と同じように
戦争を知らない人生を送ってもらいたいと思います
風に揺れる草花に目を細め 小鳥の鳴き声に心を躍らせ
そうした当たり前の幸せがいつまでも続くことを願ってやみません
戦争を経験した人は口を揃えて言います
二度と戦争はごめんだ
その言葉を 深くかみしめ 大人は進む道を誤らないよう
注意深くいなくてはいけないのだと思います
katananke05 様
「この世界の片隅に」 とてもいい映画でした
上映していたのは 座席数40という古いミニシアター(苫小牧市)で
市民ボランティアが運営しているようです
大きな映画館のような最新設備はありませんが
質の高い映画が上映されている魅力的な所です
父が子供の頃 呉で育ったことは知っていたので
当時の呉の様子やそこで暮らす人々の暮らしぶりが
父と重なって 胸が熱くなりました
私達は戦争を これっぽっちも許してはいけないのだと
改めて 強く思いました