旅行

ウポポイ 東エリアと「いざないの回廊」

 

前回紹介しきれなかった ウポポイ 東エリアの写真をアップします

 

先ずは 伝統的コタンから

コタンというのは アイヌの 集落・村のことです

このコタンに建てた家をアイヌ語で「チセ」と呼びます

骨組みにはハシドイやヤチダモの木を

壁や屋根には葦や笹の草 キハダや樺などの樹皮が使われていたそうです

 

チセ 外観

 

チセの中には 伝統的なアイヌ文様が施された木綿衣(ルウンペ)や

 

「イタ」と呼ばれるアイヌ盆などが たくさん展示されていました

 

囲炉裏の上に吊るされたサケ

 

写真はありませんが 部屋の奥には宝物置き場があって

漆塗りの漆器や刀なども展示されていました

 

時間があれば 工房で ものづくりの見学や刺繍(アイヌ文様)

木彫などの体験もできるようです

 

 

ポロト湖

周囲4Km 面積33ha のポロト湖

アイヌ語で大きな沼という意味を持っているそうです

 

湖岸に見えるのは 丸木舟(チプ)です

操船方法や利用についての解説とともに 実演もあるようです(10:00と13:00)

 

センダイハギ

 

こちらは おまけ

入場ゲートに向かう途中に設けられた回廊です

時間がなくてゆっくりできませんでしたが 私はここで胸を打たれました

黒の濃淡で描かれた 森や沼 エゾシカ キタキツネ ヒグマ 水鳥

どの絵にも アイヌ民族の自然を愛する精神と

奥ゆかしさが溢れているようで ジーン

そっとエゾシカを撫でてしまったけど

触っても大丈夫だったかな

 

今回西エリアはパスしてしまいましたが

体験交流ホールや体験学習館があり

歌や踊りなどアイヌの伝統芸能や ムックリやトンコリの演奏を鑑賞できたりと

楽しみ方はいろいろです

のんびりとウポポイを歩いてみるの 悪くないと思います

 

 

POSTED COMMENT

  1. 344Akemi より:

    黒の濃淡で描かれた 水墨画のような回廊の壁画、何とも吸い込まれそうな森と 動物の気配が生きてるようで・・・ドキッとして見入ってしまいそう!
    セラミックか コンクリート壁画なのかはわからないけど、惹きつけられるね~
    館内の 刺繍(アイヌ文様)を是非とも見てみたいなあ!

    • omasa より:

      344Akemi様

      コンクリートの打ちっぱなしのような感じだった
      彩色方法はわからないけど 表面に小さな丸い窪みがあったから
      多分 普通のペイントではないと思う

      私はアイヌ民族の自然に対する謙虚さというか愛情というか
      そういう精神性にとても惹かれていて
      だからかな‥ この回廊をめぐりながら感極まってしまったんだよね
      時間に追われていなかったら もっとゆっくりと回れたんだけど ちょっと残念
      機会があったら是非訪ねてみて

  2. katananke05 より:

    もう何十年もまえだから はっきりおぼえてないけど  ムックリ? 唇に当てて音を出す 楽器??を もちい 鳥のような舞だったり木彫りの熊をほってたりの 実演をみたこと〜
    テレビでのベニシアさんがアイヌを尋ねてる番組で 食べるに必要以上の狩はしない
    自然の草木で  傷や病を治すなど
    古くからの伝承された知恵を しっかりまもって
    厳しい自然と 共存している、、その生活に
    心打たれましたよ〜

    壁の墨絵のような風景,、幽玄な 美しい風景ですね〜  息を止めて見てしまいそう〜

    • omasa より:

      katananke05 様

      そうかぁ カタナンケさんは直にムックリを聴き 舞をご覧になったんですね
      いいな~

      自然を敬い 素朴に生きるアイヌ民族
      便利で快適な暮らしの裏で 私たちが犠牲にしてきた数々のことを思い起こすたび
      アイヌ民族のそれから学ぶべきことは少なくないのでは という思いがこみ上げてきます~

      青い空と緑の中に続く「いざないの回廊」
      実際はうーんと長くて くねくねとしていて よかったよ~

  3. ここよこ より:

    回廊の絵から静かな厳かな雰囲気を感じます。
    ずっと観ていたくなります。

    自然と共存するアイヌの人達の生き方に
    尊敬の気持ちがいっぱいになります。

    ウポポイへは、出来てまもなく訪れました。
    予約も無く行ったので、博物館は入れませんでしたが、他の施設やポロト湖は見てきました。

    過去の重い歴史を知る展示物もありましたし、
    丁寧に刺繍をされた衣料や木の細工など
    興味深いものがたくさんあった印象でしたが、
    おまささんの言うとおり
    本来であればもっと物が残っていても良いはずなのですね・・・失われた命や文化や物がたくさんあったのですね・・・

    他の町のチャシを訪れたこともありました。
    今と昔の時間が混ざり合って同時に流れている様で
    不思議な気持ちになりました。
    そこでは、戦いがあったけれども
    現在は、花が咲き、鳥や虫が飛び自然に溶け込む様にそこに静かに跡がありました。

    アイヌの人達の文化や歴史を残していくことは
    大切だと思いました。

    • omasa より:

      ここよこ様

      私もずっと観ていたかったです
      こういう回廊は初めてで ほんとうに感動しました

      ウポポイ いらしてたんですね
      私も予約なしで出かけたんですが なんとか博物館に滑り込めることになり
      小走りでチケット売り場まで‥
      そのせいでゆっくりと回廊を観られなかったんですけどね

      チャシ跡を訪ねられたんですね
      >今と昔の時間が混ざりあったような
      >そこでは、戦いがあったけれども 現在は花が咲き 鳥や虫が飛び自然に溶け込む様に
      私にも同じ風景が見える気がしました
      コメントをありがとう

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