自然

夕暮れどき

 

枯れ葦の向こうに見え隠れする エゾシカのオス

 

広大な自然の中のように見えるけど

 

引きの写真だと こんな感じ

背景の建物は 2018年のブラックアウトで話題になった 苫東厚真火力発電所です

あれからもう1年半近く経ったんですね

地震直後は道のあちらこちらに ひび割れやら陥没があって

いたるところが通行止めになっていましたが

復旧工事が進み 今はかなり自由に行き来できるようになりました

 

夕暮れ時

 

林の中に エゾシカのメスの群れを見つけました

一回り大きな鹿は お母さん鹿かな

片時もこちらから目をはなしません

 

遥か遠くの高木には ワシらしき鳥の影

 

あっ 飛んだ!

茜色に染まり始めた空に 鳥のシルエットが浮かび上がります

 

オジロワシだ

2mを超えるオジロワシが 夕暮れの空を舞い

 

 

潜んでいたカワアイサ(オス)が 小川から飛び立ちます

 

枯れ葦のそばに見えているのは キタキツネのようです

獲物でも見つけたのでしょうか

頭を雪に突っ込んで なにやらごそごそしています

 

私がスーパーで食料品を買っているとき

バラエティー番組を観て笑っている その瞬間

キタキツネが雪原を歩き回り エゾシカが草を食んでいる

きっと忘れちゃいけないんだろうな

そうしないと 大事なことを見失ってしまいそうな気がする

 

 

おまけ

キツネさん ってあたしより小さい?

 

 

POSTED COMMENT

  1. ここよこ より:

    発電所とエゾシカの写真に驚きました。
    こちらを真っ直ぐ見つめる鹿の写真も
    とても印象的です。
    緊張感が伝わってくる様です。
    道路に鹿飛び出し注意の標識買い求めるあり、
    住宅街に熊が現れる北海道なのだから
    そんなに珍しくもない
    光景なのかもしれませんが、
    改めて、野生の動物と人間の住む場所が、とても近いことを感じました。
    ちょうど良い距離感を保って、
    お互いに住みやすい生き方が
    出来ると良いな・・・と、思います。
    自然の大切さを忘れずにいたいです。

    • omasa より:

      ここよこ様

      野生のエゾシカは 実に魅力的です
      見ていて飽きることがありません~
      仔鹿が母鹿に甘える様子や母鹿の母性愛
      リーダーの雄鹿が群れの最後尾を走る姿に いつも感動しています

      北海道にいると 野生動物と人間の生活圏が近くて たまにリンクすることもありますが
      それでも普段は野生動物のことは頭にありません
      都会に暮らしていればなおさらです
      でも 私達人間の世界と並行して 間違いなくもうひとつの世界が存在しています
      誰かが「概念がなければ その人にとって それは存在しない」と言っていたことを思い出します
      だからこそ 意識して忘れないようにしたいと思ったりして‥
      すみません ややこしいことを

      今日はドカ雪になりました
      そちらは大丈夫ですか?
      お疲れの出ませんように~

  2. katananke05 より:

    発電所の 建物のすぐそばにも こんなに野生動物が
    出没するのですね〜 人間が どんどん彼らの領域にまで
    進出している、、ということなのですが、、
    まだまだスペースもある北海道だから それほどの問題が
    起こってないのかもですが
    本州では 鹿の農作物被害もバカにならないようで〜
    うまく共存できる方法、、 難しい問題ですね〜
    横浜の田舎の 我が家の近くの 信号そばで 夕方
    タヌキの親子が 横切った、、と息子がびっくり言うとりました〜
    まあ 小山はあるんだけど、、 うまく生き延びていて欲しいです〜

    • omasa より:

      katananke05 様

      北海道のエゾシカ被害も深刻なんですよ
      毎年恐ろしいほどのエゾシカが殺処分されています

      昔は人も自然のなかで 野生動物を間近に感じながら暮らしてきたんだと思うけど
      今や生きる世界は別々
      その存在さえ顧みられなくなっている気がします
      ただ漠然と知っているというのではなく
      生きている生身の動物を想像して欲しい
      白い息を吐きながら 雪原を歩きまわるキタキツネや
      群れを守る 威厳に満ちた雄鹿の姿
      共存のためには 生身の動物たちを知ることが大切じゃないかと思います

  3. ここよこ より:

    概念がなければ、その人にとって
    存在しない。
    というのは、まさにその通りなのだと
    思います。
    その人の意識や無意識を通して見える
    感じる聞こえる世界が、
    ひとりひとり違うから
    たとえ同じ時間と場所にいても
    それぞれに違う世界の中で生きている
    のでしょうね・・・
    映像や写真だけでなく
    生身の生き物の強さを見ている
    おまささんの思いが伝わってきました。
    (標識があり とかいたつもりが、
    標識買い求める あり は、誤りでした。
    すみません💦)

    こちらも、久しぶりにまとまった雪が
    降りました。
    早朝は、吹雪いていましたが、
    今は気持ちの良い晴天です。

    • omasa より:

      ここよこ様

      こちらも朝は吹雪いていました
      2日連続のまとまった雪で さすがに疲れましたが
      庭の植物にとっては恵みの雪
      明日からの厳しい寒さへの備えとなりそうです

      私などが見ている生身の野生動物は ごくごく限られたものですが
      ただ 人の社会生活は大きな世界の中の一部であって
      世界のすべてではないという感覚だけは学んだかもしれません
      またエラそうなことを言って 大丈夫かぁ 私?

      いつもコメントをありがとう~

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