自然

野道をゆけば ノラニンジン ヒルガオ オニユリ

 

ノラニンジン (学名 Daucus carota セリ科 ニンジン属 別名 ワイルドキャロット)

 

この時期 田舎道を車で走っていると ノラニンジンの群生によく出会います

白い涼し気な花が 路肩を埋め尽くすように咲くさまは なかなか見事です

よく似た花に ホワイトレースフラワー( 学名 Ammi majus  セリ科 ドクゼリモドキ属)がありますが

こちらの開花期は5月から6月

ちなみに ホワイトレースの名で売られている オルレアは

セリ科 オルレア属学名 Orlaya grandiflora で ホワイトレースフラワーとは別物です

似たような名前で ややこしいですね

 

ノラニンジンの細い茎にとまっているのは ノビタキのメス

体長13cm ほどのスズメより少し小さな鳥です

本州中部の高原や 北海道の低地の草原に 夏鳥として渡来します

 

 

 

ヨモギの中から顔を出しているのは 同じノビタキのオスです

オスとメスで羽色がずいぶん違いますね

 

ヒルガオ

 

オニユリ

 

オニユリのシベに 小さな虫を見つけました

ウマオイの幼虫でしょうか?

成虫は肉食だけど 幼虫は花粉や花弁を食べるとか

どのオニユリにも似たような虫がたくさんいたから

もしかしたら人気の花なのかもしれませんね

 

ノビタキのメスが咥えているのは ショウリョウバッタかな?

咥えたまま食べないでいるのは ヒナに与えるためです

モズなどのように肉食の鳥もいますが

普段 木の実や植物の種子を食べている鳥も

ヒナには栄養価の高い虫を与えます

 

子育てに虫は必須なんですね

 

野鳥の餌になるトンボもまた 小さな虫を捕らえていました

まさしく弱肉強食の世界

 

狩る者 狩られる者

人知れず繰り広げられている 小さな世界での緊迫したやりとりに

ちょっと ドキドキした一瞬でした

 

 

 

 

おまけ

トンボ 来ないかな

 

 

 

POSTED COMMENT

  1. 344Akemi より:

    ノラニンジンの白い花が 涼しげに見えて、土手にいっぱい咲いてると見事でしょうね~
    グングン気温が上がって蒸し暑いと、せめて目に涼やかな景色って有り難いわ
    ノビタキさん、そんなに細い茎にとまって大丈夫?
    落ちそうになった事はない?(笑)
    バッタをひなに持ち帰るためにくわえたままの姿、母親の鑑だわね
    人間の子供への虐待ニュースには度々 心が痛むけど、健気な鳥の姿に感動するね~

    • omasa より:

      344Akemi 様

      風に揺れるノラニンジンの群生に しばし暑さを忘れました
      ちなみに今は カーディガンを羽織っていますけどね
      あの暑さは どこへやら
      ただ今の気温 19.6 ℃です

      ノビタキの体重って どれくらいだと思う?
      15gだって
      大きめのミニトマト1個分
      軽くてびっくりするよね

      子育てをしてる親鳥を見ると ほんとうに頭が下がるよ
      写真のノビタキは割とキレイだけど ボロボロになっているのをよく見かける
      自分の羽繕いをする暇もないんでしょうね

  2. 344Akemi より:

    気温19.6 ℃? お~羨ましい涼しさ!
    こちらは毎日30℃超えの熱帯生活よ(笑)
    ノビタキって軽量級だったのね~
    僅か15グラムなのか
    ふっくらしてるように見えても軽いの
    羨ましい!

    • omasa より:

      344Akemi 様

      なんと今の気温は 15.2℃だよ
      最高気温の予報も 19℃
      いきなりだよね

      飛ぶためなんだろうね
      鳥は見た目よりうんと軽いんだよね
      ホント 羨ましい~

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