先日、マガンの飛来前に宮島沼に出かけるという失態を演じた私
一昨日、リベンジにと再度宮島沼に向かいました
ねぐら入りの写真を撮るのが目的でしたが
おバカな私は 防寒着一式の入ったデイパックを家に忘れ
結局一昨日も目的を果たせずじまい
(ねぐら入り:夕方に鳥が 寝床となる沼に戻って来ること)
あ~、とことん トンマです(号泣)
宮島沼には縁がなかったのかな‥
と、1度は諦めかけたのですが
翌日、つまり昨日の深夜(2時頃)に目が覚めて眠れない
よ~し
こうなりゃ、ねぐら立ちの写真を撮ってやろうじゃないの!
(ねぐら立ち:日の出前にねぐらとなる沼から鳥達が一斉に飛び立つこと)
夜道の運転は不慣れだけれど、大丈夫 カーナビがある
I can do it ! I can do it !
三脚、よし 予備のバッテリー、よし 交換レンズ、よし
SDカードは‥ちゃんと入っている
ミニ懐中電灯と、おむすびとお味噌汁も入れてっと
今から、ちょっと出かけて来るよ
それまで はしゃいでいた猫は急に沈み
階段の隅でかたまってしまいました
許せ、さわら
3時前に家を出て、宮島沼に着いたのは4時過ぎでした
気温は4℃
空には満点の星 きれいだなぁ
オリオン座の中に縦に並んだ3つの星まで、はっきりと見えます
適当に写真を撮ったら、いくつか星が写っていました
( それほど変わらないけれど、拡大するとちょっとだけ見やすいかも‥。)
キャハハン、キャハハン!
数万のマガンの鳴き声が、暗闇を満たします
すごい臨場感
まるでマガンの中に自分が立っているみたいで
ざわざわと鳥肌がたちます
それにしても、ゲートは施錠されたまま
飛び立つ前には開錠してくれるのかなぁ
それとも、観察小屋へ行った方がいいかな
ヤバイ 移動するなら早くしないと、肝心のときに間に合わないぞ(汗)
ゲートの向こうに見える沼
目を凝らすと、沼のかなり近くにマガンがいるのが見えます
これはきっとゲートは開かない
ええい、移動だ
まだ飛ばないでよ 飛ばないでよ
三脚を抱え、走る私
あぁ、トンマだ
場所取りもなんにもできないまま、とりあえず撮った写真が、これ
なんとか、大きな群れの飛び立ちには間に合いました
朝霧で霞む沼
朝日に染まるマガン
駐車場に向うカメラマン
幻想的な田舎道
朝露を蓄えた草
田畑へ移動するマガンの群れ
霧に包まれた田んぼ
田んぼに舞い降りるマガン
深い霧の中を走る車
なにもかもが美しく なにもかもが愛おしく
胸が熱くなりました
私が帰路についたのは、すっかり霧が晴れてから
玄関では小さなプリンセスがお出迎え
ただいま さわら
ただいま