その他

回想

鳥見を始めて間がない頃 何度か怖い思いをした事があります
1度目は 雪の残る春先
そうとは気づかず 雪の下の側溝に片足を踏み入れてしまい
バランスを崩してそのまま溝の中に体がすっぽりと
はまってしまいました
幅40cm ほどだったでしょうか
起き上がろうとするんだけど 手も足もぴくりとも動かない
余裕のない場所に 真っ直ぐ仰向けに寝ていると こういうもんなんですね
目と鼻の先にコンクリートの壁があって
真上には青い空
水がなかったから平気だったけれど
たかだか30cm の深さでも 下手をしたら命取りになるかもしれないと
このときはさすがに肝を冷やしました
P9260177.JPG
2度目は 森の中で 雪の吹き溜まりに片足を突っ込んだとき
膝上20cm ほどまで足が沈んでしまい
簡単に抜けません
もう片方の足まで雪に埋もれてしまったら終わりだと
周囲の雪の深さを探りながら 時間をかけ慎重に足を抜きました
このときも 怖かった~
鳥見を始めて 7年 いや8年かな
もう以前のような無茶はしなくなりました
雪深い所を歩くときは 面倒がらないでスノーシューを履くし
雪の下に何があるか分からない所へは 近寄りません
1人で不安なときは 躊躇しないで仲間に助けてもらっています
もし私がずっとあのままの私だったら
命がいくつあっても足りなかったかもしれませんね
でもね 時々あの頃の私が眩しく思えるんです
もうあの頃には戻れない
私 年をとったのかな
おまけ
P9280026.JPG
戻らないでください

POSTED COMMENT

  1. Hiyoko より:

    おまささん、こんばんは。
    以前の自分が眩しく見えるのは
    未知のことに先入観なしに挑戦できた自分だからでしょうか?
    ここを読んで最初に考えたことは、夜空の無数の星のことです
    星は皆美しいけど、自分を見ることはできない
    自分の美しさに気付けない
    多分、野の花もそうだと思います
    星は生まれたばかりの星もあれば、今死のうとしている星もあるけど
    皆美しい
    一つ一つつが違って、星でさえも生きているからだと思います
    秋に枯れていくどの花も美しいのと似ています
    「年をとった」は「生きてきた」ということで、
    それは、僕にとっては、一番大切な美しいことだと思います。
    危険なことをしなくても、いろんなことに挑戦はできると思います
    以前のように…
    (まとまりのない文章ですが、思うままに書きました)

  2. ZUM より:

    おまささん お久しぶりです。
    オープンガーデンでお久しぶりにお目にかかれたのは初夏・・
    あっという間に秋・・・?
    毎回ブログで行動的に活動されるおまささんに感心しています。
    私は今回初めて長沼アートピクニックに参加します。
    工房を開放して皆さんに見て頂くイベントです。
    10月1、2日の2日間だけなのですが、お知らせしたいと思ったら住所も電話も知らない・・・
    どうして伺わなかったのか・・・
    間際になってしまいましたがコメント欄に書かせて頂きました。

  3. おまさ より:

    Hiyoko 様
    おはようございます Hiyoko さん
    昔の私は危なっかしくて でも ひたむきで‥
    今の私には無い何かを持っていた気がします
    そこが眩しかったし 愛おしかった
    新しいことに挑戦していたせいかもしれませんね
    最近は以前のようなときめきが減りました
    年をとったことを言い訳にして 新しい何かに挑戦することが減ったのかな
    危険でない何かを見つけられればいいな と思っています

  4. おまさ より:

    ZUM 様
    お久しぶりです ZUM さん!
    お知らせをありがとうございます
    10月1日、2日と 工房を開放されるのですね
    ほんとうに嬉しいです! 是非伺います
    私もどうしてZUM さんのご住所や電話番号を
    伺っておかなかったのだろうと ずっと後悔していました
    きっと素晴らしい作品に圧倒されてしまったせいですね
    もうすぐ渡りの季節がやってきます
    今年は一緒に 長都沼のハクチョウや雁を見ましょうね
    へなちょこおまさが お迎えにあがります

  5. ソフィー より:

    あらま~~おまささん
    読んでてどきどきしちゃいましたよ!
    若い頃はどきどきするような 今思い返せばどきどきするような冒険談って誰でもあるかもしれません
    でもそれはきっと誰かからの「生きろ!」っていうメッセージなのかなと思うことがあります
    「次はないぞ」という警告なのかもしれません
    いろいろなことがあって今日まで命をつないでいるのは
    やはり」「生きろ」と言うことのようにわたしは思えます
    だから今日という1日を迎えられるのは 私の命を支えてくれるなにか大きなもののおかげのような気もします
    今は以前に比べ穏やかに ?その日を暮らしていますが
    以前の私があってこその今日
    そういう意味でも 毎日を大切にしなくてはいけないようにも思います
    というつつも・・・・いろいろな現状に文句たればかりです
    はんせい・・・・

  6. ZUM より:

    おまささま
    来て頂けるなんてうれしいです。
    アートピクニックは二日間とも10:00〜16:00までです。
    よろしくお願い致します。

  7. おまさ より:

    ソフィー様
    今もトムラウシ登山をやってのけるソフィーさんは 私からすれば現役の冒険家です
    もちろん 入念な計画と準備を怠らない知恵と勇気のある冒険家ですけれど
    一方私はといえば 目先の欲にかられ 後先を考えない傾向があるようで
    よくアホな失敗をします
    さすがにこの事をきっかけに 無謀なことは減りましたが
    大切な人生 もう少し丁寧に生きていかなくちゃと 私も反省しきりです

  8. おまさ より:

    ZUM 様
    お知らせをありがとうございます
    今回はカメラを持って伺いますね
    とても楽しみです
    こちらこそ よろしくお願いいたします!

  9. カタナンケ より:

    今から思えば わたしも 昔はずいぶん 無謀なことも
    しましたが それができてしまい何とも思わない
    神経の図太さ 体の俊敏さ 軽さ、、というものが
    あったからでしょうね、、
    今は、、とても用心深くなりました〜
    もう北海道スキーをやめて 6〜7年になりますが
    きっかけは、、(ニセコ)
    朝早くの 圧接していないゲレンデ(上のほう)で
    わたしも 新雪のこんもりした もりあがりに
    スキーの先をつっこみ どうしても抜けず
    ひとり 雪のうえに 転がっていて
    誰もこないときに 「遭難するかも、、」と 恐怖にかられましたよ、、
    10分ほどで 男の人がひとり 滑ってきて
    助けられました、、
    目のトラブルのせいが あったと 後で判ったのですが、、
    それから ぐんと 慎重になったかも、、
    ひとは年月の中に 失敗をかさねながら 自分の身の「程」を 知らされて行きますね、、
    年を取るという事は
    少しずつ 賢くなって行ってる、、と 思いたいです〜
    あはは、、 楽天的でしょ〜 (^^)

  10. おまさ より:

    カタナンケ様
    >ひとは年月の中に 失敗をかさねながら 自分の身の「程」を 知らされて行きますね、、
    年を取るという事は 少しずつ 賢くなって行ってる
    異議なし~です (笑)
    無理がきかくなったと嘆くより 賢くなったと思う方が前向きですものね
    キラキラした目の若い私の失敗が 今の私の一部になっていると思うと
    なんとなく嬉しくなってきます
    もっと賢くなるために また 危なくない程度の失敗をするかな~
    って それじゃあ成長していないってことになりますか

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