その他

ひとりごと

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昔 まだ私が若かった頃
きっと夏の夕暮れ時だったと思うんだけど
車窓越しに 明りを灯した家族団らんの風景が見えてきて
急に涙がとまらなくなったことがあって
どこの誰とも知らない人達の姿を見て
どうしてそんな気持ちになったのか自分でも理由がわからず
電車の中で ひどく戸惑ったのだけれど
今年になって読んだ星野道夫さんの「旅をする本」に
似たような体験談が書かれていて
私だけじゃなかったんだと 少しホッとしたりして‥
星野さんは
あれはいったい何だったのだろう
見知らぬ人々が ぼくの知らない人生を送っている不思議さだったのかもしれない
同じ時代を生きながら その人々と決して出会えない悲しさだったのかもしれない
と綴っておられるけれど
私の胸がしめつけられるようなあの感覚は
星野さんの写真集を見たときのそれに似ていて
とてつもない広い世界に生きる 無名の 小さく 儚く
けれど善良で美しい人の姿に 激しく胸を打たれたような‥
無力な自分に落ち込むことも多いけれど
温かな灯りのある生活を送っていきたい
ねっ さわら
おまけ
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あたしは暗くてもよく見えます

POSTED COMMENT

  1. katananke05 より:

    若い時のお話よね、、
    子供のときに 中学を受験の 児童達に 市立の学校でありながら 先生方が 放課後補習授業をしてくださったことがあり、、(神戸は 私立志向が 強いのです)
    遅くなってクラい中を帰える途中 
    ある家から 家族の笑い声と いいにおいが流れて来て
    涙がうかぶ、、というのではなくて
    嬉しく 笑い顔に なったことを おもいだします〜
    幸せな光景に わたしも 共鳴した、、ということかもね〜
    おまささんは 感受性が強い方だから
    星野サンと同じ思いを 共有できたのでしょうね〜
    短い人生をいきて 何らかの足跡を この地球に残された方々は 短くとも 凝縮した 時間を
    生きられてるから 長寿の域にむかっている?
    わたしなど 水増しされた 人生といえるかもね〜
    蒸発させたら 残る中身は いっしょだあい〜〜 イェイ!

  2. おまさ より:

    katananke05 様
    若いときのお話 多分20代だと思う
    どうしてそうなったのか
    何がそうさせたのか ホントは今でもよく分からないの
    幸せそうな家族の姿をみて こちらまでほっこり
    というのとは ちょっと違ってたかな
    夕暮れ時 電車の中 窓の明かり 家族の団欒
    ほとんど同じシュチュエーションの中
    星野さんは 胸がしめつけられるような思いが込み上げてくる
    と書いておられたけど 私は落涙してしまった
    彼がアラスカに向かうことになったきっかけの写真を見たとき
    これと同じ気持ちになったと書かれていて
    あぁ そうなんだ  と妙に納得したりして‥
    毎晩 星野さんの写真集を見てから眠りにつくのが習慣になった私
    謎は今も謎のままだけれど 写真が全てを包み込んでくれるような
    そんな気がしています
    私も さわらと一緒に長生きするぞぉ!

  3. katananke05 より:

    おばあちゃんになって いつか 会えると
    すてきだね〜
    ワタシの方が しわしわだから んん、、 会いたくないかもね〜

  4. おまさ より:

    katananke05 様
    そうですね
    すてきですね
    いっそ お互い しわしわが平気になる頃にしますか(笑)

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