動物

ヒレンジャクとカラス

待ちわびていたキレンジャクの群れ(少数のヒレンジャクとの混群)が
我が街にもやって来ました
数は およそ100羽
100羽はいくつかのグループに別れ
街路樹のナナカマドに舞い降ります
めぼしい場所で 近くに群れがやって来るのをひたすら待ちましたが
ようやく現れたと思っても
車が通ると 群れは一斉に飛び立ってしまいます
鳥見は忍耐
チャンスを待ちました
しばらくして ようやく現れたレンジャクの群れ
夢中でシャッターを切っていたら
何だ 何だ
ヒレンジャクの妙な鳴き声が聞こえる‥
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レンズ越しに確認すると
わっ 大変!
ヒレンジャクがカラスにやられてる
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こういう時 ホントは人は手を出しちゃいけないんだけれど
それはよく知っているんだけれど
理性が吹っ飛び 気づけばヒレンジャクのそば
ハシボソガラスは飛び去り
ヒレンジャクは羽を広げたままのフリーズ状態でした
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どうしたものかと思案しているうちに
心なしか頭が下がってきたようで
既に事切れたのかと 重い気持ちでその場をあとにしたら
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すぐにカラスが戻って来て
ヒレンジャクを再び襲い始めました
ヒレンジャクは羽をバタつかせ
大きな声で鳴き始め‥
えっ! 生きてたの?
ダメ! ダメー!
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私の鳥見はここで終了
弱ったヒレンジャクをそっと手に取り
家まで ゆっくり歩いて戻りました
ヒレンジャクの体温が 服越しに伝わってきます
大丈夫だよ 大丈夫
なにもしないからね 助けてあげるからね
小箱にフリースを敷き その上にティッシュを重ね
ヒレンジャクを寝かせ
箱を覆うようにカゴを置き 暖かな部屋で回復を待ちます
固まったままのように見えたヒレンジャクが
赤いフンをし 動いていたのを見たときのうれしかったこと
一晩そのままにし 翌朝 つまり今朝ですが
ヒレンジャクを群れのそばまで連れて行きました
箱を開けた途端 元気いっぱいに飛んでいったヒレンジャク
あぁ よかった
仲間の所へおゆき
 
ヒレンジャク(尾羽の先端が赤色)  キレンジャク(尾羽の先端が黄色)
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最後に
ハシボソガラスさん ほんとうにごめんなさい
ほんとうに ほんとうに ごめんなさい

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  1. katananke05 より:

    どう考えても からすと キレンジャクでは カラスは悪役だわね〜
    手をかすのも 仕方ないですよ〜
    からすも雪では 食べ物もすくないのかも 知れないけどね〜
    やさしいおまささんに見つかって 黄レンジャクさん ラッキーだったわね〜
    良かった良かった〜

  2. ここよこ より:

    カラスに襲われている匕レンジャクの姿を見て、
    思わず手を出してはいけないと知りつつも助けて、
    そのカラスには、心の中で謝らずにはいられない・・・
    鳥見をしに行ったのに、偶然居合わせてしまって、
    関わってしまったのですね・・・
    きっと、手を出しても出さなくても、
    辛い思いをしてしまったのではないかと思います。
    でも、匕レンジャクが無事に仲間のところへ戻れたのは、良かったですね‼️

  3. おまさ より:

    katananke05 様
    やさしいカタナンケさん
    いつもフォローをありがとう
    弱肉強食の自然界
    野生動物のやりとりに手を出してしまうなんて‥
    ヒレンジャクが元気になったのは嬉しかったけれど
    中途半端な自分に 正直 今もモヤモヤが残っています

  4. おまさ より:

    ここよこ様
    >手を出しても出さなくても 辛い思いをしてしまったのでは‥
    ここよこさん 鋭いです
    その通りかもしません
    窮地に追い込まれている動物を目の当たりにすると どうしても放置できない私
    そんなの 身勝手な自己満足だと 思い上がりだと
    頭では分かっているつもりなんだけれど 体が勝手に動いちゃう
    ありのままを受け入れて見守るって ホントに難しいです

  5. ソフィー より:

    わ~~すごい偶然!
    本日(31日)私の職場にもものすごい数の鳥たちがきて 
    調べてみるとキレンジャクでした
    街路樹のナナカマドを食べにきたのでしょうか・・・
    とにかく すごい数で!!
    鳥たちの世界では そういうドラマがくりひろげられているのですね
    私は昔、大雪の日  道端に落ちている鳥をひろいました
    たすけてあげるつもりで ひろったのですが
    人間に拾われた恐怖でその鳥は 亡くなってしましました
    動かない鳥をみて もうしわけない気持ちでいっぱいになりました
    キレンジャクが元気に飛び立ったこと
    その様子を思い浮かべ
    わたしは とてもうれしくなりました

  6. おまさ より:

    ソフィー様
    人気のない場所のナナカマドを食べ尽くしたら 次は公園 そして街路樹(笑)
    年によって数の変動の多いレンジャク
    今年はどうやら キレンジャクの当たり年のようです
    道端に落ちていた鳥は 既に弱り切っていたのかもしれません
    寒さで衰弱していたか 何処かに激突したのか
    きっとソフィーさんのせいで亡くなったんじゃないと思います
    私が拾ったヒレンジャクね
    箱の中に入れて歩いているとき 最初は大人しかったんですよ
    それがね 周りでスズメやらヒヨドリやらの鳴き声が聞こえてくると
    箱の中でバタバタ動き始めて‥
    よほどうれしかったんでしょうね 仲間の声が聞こえてきて
    蓋を開けた途端 すごい勢いで飛んで行ったんです
    私も うれしかったんです
    とっても

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