早朝窓の外を見ると、西の空に大きな丸い月。
「うわぁ、圧倒される美しさじゃ‥。」
とりあえず、コートと 帽子とマフラーをつかみ カメラ片手に走ることに。沈むまでに、間に合うかなぁ‥。
目指すは、電線やら何やら、障害物のない所。
ミツウマの長靴のおかげで、路面を気にせず走ることができる。
「もう少し行ってみよう、もう少し先まで。」
そう思って進んでいるうちに、気づけば柏木川が目の前にあってビックリ。
「こんな所まで来てしまったか。」と思うと、なんだか自分が可笑しかった。
まもなく月は地平線に消えてしまい、冷え切った朝の暗闇に自衛隊駐屯地から トランペットの音が‥。
そうか、もう6時か‥。早く帰って、熱いコーヒーでも飲もうっと!