家族・友人

お母さん

母が体調を崩したと連絡があったのは 先月の上旬でした
 
不安な思いで帰省中
機窓から見えた瀬戸内海の景色が
暗い気持ちを振り払ってくれました
 
夕日に照らされて赤く染まる雲海
平らな海に浮かぶ 美しい島々
 
まるで神話の世界だ‥
 
ゆっくりと目を閉じ 眼下の風景を心に刻み込みました
 
P1045826.JPG
 
久しぶりに会った母は 車椅子に座っていました
 
もともと膝の悪かった母
健常者のようには動けなくなっていましたが
日常生活に問題はありませんでした
 
車椅子にすっぽりと おさまった母が
ひと回り小さく見えて 胸が詰まりました
 
でも 大丈夫
リハビリをがんばって 元のようになるよ
 
ねっ お母さん
 
 
※※※ ※※※ ※※※
 
 
家に戻ったのは元日の午後
 
雪かきをすませ 届いた年賀状に目を通し
熱いシャワーを浴びてこの日はおしまい
 
翌朝 さわらを抱き上げると
 ゴロゴロと喉を鳴らしながら 私の肩を「ふみふみ」
 
おまえ 昨日は我慢していたんだね
ごめんよ さわら
ただいま
 
 
※※※ ※※※ ※※※
 
 
これは 昨日早朝のウトナイ湖
 
厚い雲に覆われた空
 
なにもかもが鉛色に塗り込められたような暗さでしたが
雲の切れ目から漏れ出た朝日が わずかに空と水面を照らしていました
 
そこだけは ほんのりとオレンジ色
 
私には まるで希望の象徴のように見えました
 
P1040006.JPG
 
わずかに見えた光は
近くで見れば
 
P1040004.JPG
 
こんなにも力強く温かい
 
P1045458.JPG
 
希望の光は
 
母の近くに居て支えてれている妹一家
ことあるごとに力になってくれている娘一家
心やさしい力持ちの息子
ピカピカを守ってくれているお嫁ちゃんとお義母さん
 
みんな ありがとう
ほんとうに ほんとうに ありがとう
 
 
おまけ
P1050002.JPG
ひいばあば‥ むにゃむにゃ
 

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。