遠征3日目 後半は野付半島
走古丹から海岸線沿いの野付国道(R244)を戻り
3度目の半島入りです
吹雪もおさまり 天候は回復基調でした
エゾシカ(メス)
着いた時間は午後3時
日没までに残された時間はわずかでしたが
これが野付最終日だと思うと カメラを持つ手にも力が入ります
ファインダー越しに見える景色を
惜しむように切り取っていたのだけれど
エゾシカ(オス)
午後3時半を過ぎた頃でしょうか
突然天候が急変し
空には不気味な黒い雲が広がり
猛烈な地吹雪がやってきました
キタキツネ
異変を感じ取ったエゾシカの群れは
一目散に駆け出し
私も吹き飛ばされないように 車に寄りかかり 踏ん張りました
地吹雪を避けるように雪原にうずくまっていたオオワシは
意を決したように舞い上がり
やっとのことで海上までやって来ましたが
激しい向かい風に煽られて なかなか先に進めません
オオワシ
ちなみに海の上を飛ぶのがオオワシで
その下を飛んでいるのは カモメの仲間です
白くぼんやりと見えるのがそれ
わかるかなぁ
オオワシ ・ カモメの仲間
写真の出来はいまひとつだけど
今回の旅行で1番楽しかったのは 実は このとき
大自然を体感しているっていうか
自分も自然の一部だって思えるっていうか
どう言えばいいのか自分でもよくわからないんだけど
とにかく楽しかった!
大好きな野付をあとにし この日は中標津で一泊
翌日の釧路(鶴居村)に備えました
厳しくも美しい野付半島と そこに生きる逞しい生きもの達
今回も新たな感動がいっぱいでした
ありがとう 別海
ありがとう 野付
おまけ
キツネさん がんばって
過酷な写真撮影だったのですね・・・
お疲れ様でした❗️
自然の一部となって
寒さと風に耐えながらも
楽しんで撮影されたのですね❗️
素晴らしい写真を見せて下さって
ありがとうございます❗️
ここよこ様
激しい地吹雪のなか 車の中からでも 窓越しでもなく
エゾシカ達と同じ空間で過ごした時間は
私にとって掛け替えのないものになりました
自然のなかで写真を撮っていると 時々こういうご褒美をいただけます
写真にその感動を写し切れないことが残念ですが
「いつかはきっと」そういう気持ちでいます
コメントをありがとう
朝刊に 糠平湖の おもしろい キノコ氷が 湖の底の
切り株に載っている写真(水が減り 表面にでている)が
出ていて 記者が−20度の中 分厚い手袋をしていても
カメラの冷たさが 手に凍り付くようだった、、と 書いてありました〜
おまささんも そういう体験をしながら 同じシバレル空気のなかで
走り去る鹿たちと 厳しさを 共有されたのね〜
想像はできるけど 共感をおぼえるには ちょっと寒さが
たらない こちら、、 申しわけないような 残念なような
でも ほっとするような、、 アハハ、、
katananke05 様
-20℃ですか? それは厳しいですね
聞いただけで指先がジンジンしてきそう(笑)
糠平湖はタウシュベツ川橋梁でも有名で
倒壊する前に1度は行ってみたいと考えている場所なんです
このときの野付は糠平湖に比べると もっと暖かでした
でも 想像を絶する強風が吹き荒れていたから
体感温度は低かったかもしれません
視界がきかくなくほどの地吹雪は まともに風を受けると息ができないほどでした
生命の危機とまで言っては大げさだけれど 長くはそこに居られない
そんななかを 必死に羽ばたいているオオワシを見たとき
ことばにはできない感動が込み上げてきました
車の中に居たら 同じ光景を見ても そうは感じなかったかもしれません
たくさんのことに共感できるよう これからも色々体験していきたいなー
と思っています