今回は花からちょっと離れて、野鳥の子育てのお話を‥。
話は、エゾヤマザクラが咲き始めた頃、今からちょうど4週間ほど前に遡ります。
「キョッ、キョッ」という聞きなれた鳴き声は、おなじみのアカゲラ。
アカゲラは、キツツキの中でも一番身近な鳥です。
左端のそれは、後頭部の黒いメス。心なしかお腹がふっくらしてみえます。
「そうか、もうそういう季節なんだなぁ~。」なんて思いながら森の中をうろうろ散策していると、近くから くぐもったコンコンという音が聞こえてきます。何だろう‥。
何処だ、何処だ~?音は何処から聞こえてくるのか?
う~ん、この辺から聞こえてくるんだけどなぁ‥。
あっ、木に穴が!下に新しい木屑が落ちているということは‥もしかして~。
そろ~り、そろ~り。息を止めて~。
穴を覗き込もうとした瞬間、ひょっこりと姿を現したのは紛れも無いアカゲラのオスでした。
アカゲラなどのキツツキの殆どは、木の幹に穴をほりそこでヒナを育てます。
あ~、ごめん。ごめん。撤退!撤退!
大急ぎでその場を離れ、様子を観察です。
私のせいで、巣穴を放棄されては大変ですから。
少しして、巣穴に戻ったアカゲラは、またコンコンとマイホーム作りに励んでいる様子。
ホッと一安心。
ごめんね、驚かせて。お仕事頑張ってね。
そう、お父ちゃまへの道は厳しいのです。
ファイト~!
巣作り中のオスを見てから1週間後、同じ場所にオスとメスの姿を見ました。
こっそり隠れて観察していると、メスが巣穴に入っていきます。
お~し、第2段階まで進んだぞ~!
こうして、順調にアカゲラの子育てへの道は続いておりました。
ところがその後、
何度か近くを訪ねましたが辺りはひっそり。なにかの理由で巣を放棄したのではないかと心配で、心配で‥。
1度だけですが オスを巣穴近くで見かけたので、きっと交代で卵を抱いているのだろうと期待することにしました。
そして一昨日、ついにその巣穴から アカゲラのヒナの声を聞くことができました。
やりました~!おめでとう~!
やっぱり巣穴で卵を抱いていたんだなぁ。
まだヒナの声がそれほど大きくないので孵化して間が無いのかもしれません。
暗くなりかけた公園には、カラスの姿が目につきます。
明日、また様子を見に来よう。
アカゲラのおとうちゃま、おかあちゃま。お休みなさい。
カラスには気をつけてね。
みじかに こんな自然界の営みが見られるのですね、、
雛は2羽なのでしょうか、、あまり繁殖力の
強い鳥ではないのかな、、
からすの 目にとまりませんように〜
うちのプラムにも いぜん山鳩が巣をかけ
2羽雛が巣立ちましたよ、、目と鼻の先で 巣作りするので 業務に(わたしの庭仕事)支障をきたし
困りました(++)/
最近保育園の送り迎え時や庭で子供達と一緒にいる時「この鳴き声何の鳥?」とか「あの鳥何?」と二人で聞くのですが、正直さっぱり分からない(泣)。せっかく知床世界遺産の町で育つのだから教えてやりたいなとは思うのですが(泣)母の知識が「ゼロ」でございます・・・
何かお勧めの本とかあれば教えてくらさい(泣)。おまささんの様にスラスラ説明してみたい・・・
カタナンケ様
雛の姿はまだ見えないので、正確には何羽いるのか分かりません。
でも鳴き声からすると、複数羽いるようです。
お庭で山鳩が?羨ましいです。
巣立ち雛、かわいかったでしょうね。
この公園にはたくさんのカラスがいます。
自然の営みは厳しいものです。
そう言えば、去年長都沼にいた2羽の傷ついたオオハクチョウ‥。
結局春になっても姿を見ることはありませんでした。(涙)
しまお様
私は、スラスラと説明なんてできません。
知っていることはわずかなんです。
お勧めの野鳥の本の件ですが、
お子さんと一緒に楽しむなら
福音館書店出版の「野鳥の図鑑」 薮内正幸著 がいいかと‥。
お値段は3,300円前後です。
しまおさんが読まれるのでしたら
北海道新聞社出版の「北海道 野鳥ハンディガイド」 大橋弘一著 1785円
あたりがお勧めです。
早速図書館に行って借りてきました。子供達も水疱瘡で監禁状態が続いておりましたので、野鳥の本に予想外にくいついて「あっこの鳥さん知ってる!!!」とか「見た事ある~」など喜んでくれました。
もう少し暖かくなったら海や川・山へ娘達を連れて鳥さん探しに行ってみます。ありがとうございました。
しまお様
そうか!図書館という手がありましたね。
すっかり忘れていました。
お子さん達が本を気に入ってくれて良かったです。
絵の鳥は、鳥を識別するときにとても便利です。
なにしろ特長をしっかり捉えて描いてくれていますので、
とても役立ちますよ。
お子さん、水疱瘡でしたか?かわいそうに‥。
1日も早く治りますように!