昭和の真ん中あたりで生まれた私
平成になって いつの間にか30年もの歳月が経ち
間もなくそれも終わろうとしています
アオバト撮りの遠征帰りにふらりと立ち寄った増毛駅で
懐かしい昭和の世界を見つけました
増毛駅
2016年12月に廃止となった 留萌本線 留萌駅ー増毛駅間
残された線路の先には
杭が打ち込まれ 雑草が生い茂っています
廃駅になったあと 観光拠点としてリニューアルされた増毛駅は
今年の4月に完成したばかりだとか
美しく生まれ変わった駅舎と 年代物の青緑の椅子
なんてお洒落な
駅の裏手から見えた建物に惹かれ
表側に回ってみると そこはまさに古き良き時代が
風待食堂 ステキな名前だ
縁台に座る男性 いい雰囲気です
カラン コロン と鳴る風鈴の音を味わいながら
引き戸を開けると
酒処と書かれた赤い提灯と くすんだ緑の暖簾が
目に飛び込んできます
昔の居酒屋?
中に入っても大丈夫ですよ
売店の女性が声をかけてくれ
暖簾をくぐると まさにそこは昭和レトロの世界
古いラジオから八代亜紀の歌声が流れてきます
居酒屋を出て パイプ椅子の並ぶ食堂風の場所には
壁一面に高倉健さんの写真がずらり
駅 STATION
あー ここ 映画のロケ地だったんだ
小さな扇風機が運ぶ風の なんと気持ちいいこと
街並みは美しく 長閑でやさしかった昔の記憶が蘇ってきます
ニシン漁や石炭の時代が終わり
過疎化が進み 廃線になり
それでも 駅は生きていました
初めて訪れた増毛駅
美しく懐かしい場所でした
おまけ
昭和かぁ‥