家族・友人

夏がきた

 


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また暑い夏がやってきました。
大切な人との別れは誰にとっても辛いものです。
4年前、前置きなしにやって来た突然の夫の死。
弱虫おまさにとっては、きつかった。
   ※※※※※※※※※※
酷くなる一方の腰痛に 重い腰を上げ、やっとのことで受診した病院。
家に戻って来た夫は、「病的骨折の可能性が高いらしい。癌センターで再検査を勧められたよ。」
平然とした顔でそう言いました。
足元が崩れ落ちるような感覚で、その日私は何も喉を通りませんでした。
夫は美味しそうに私の作ったイワシのフライを平らげて、「食べられない。」という私を見て笑いました。
鈍い私にも夫の心遣いが痛いほど伝わり、我慢していた涙がこぼれてしまいました。
癌センターで撮ったレントゲン写真には、恐ろしいくらいの腫瘍があちらこちらにできていました。食い入るように写真を見ていた夫の顔を、今でもはっきりと覚えています。
当初、癌の骨転移と思われていた夫の診断名は、「多発性骨髄腫」。血液の癌でした。予後の悪い病気であることに違いはありませんでしたが、化学療法に効果が期待できるとの説明でした。
でも‥入院してわずか2週間。激痛と痛み止め(麻薬)との戦いの毎日は、薬による気道閉塞というあっけない幕切れとなってしまいました。
守りきれなかったという思いが、長い間私を苦しめました。
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ヒゲ君、今年から家族が増えたんだよ。「さわら」っていう猫。かわいいよ。
子供達は2人とも頑張っているよ。1人は頑張り過ぎでちょっと心配だけど、ヒゲ君の子供だから大丈夫だね。
私はガーデニングだけじゃなくて、鳥も追っかけてるんだよ。写真、面白いね。ヒゲ君には負けるけど、前より上手になったよ。多分ね。
寂しくないよ。庭仲間がずっと気遣ってくれてるし、写真仲間だってできたんだよ。
「とにかく元気で毎日を楽しく!」ヒゲ君の分まで大切に生きるね。

POSTED COMMENT

  1. イリアンナ より:

    こんばんは。
    ふとした瞬間、涙が出てきますよね。
    うちの夫も血液のガンでした。
    夫を亡くし、「生きていく」ことが こんなに大変だなんて思ってもいませんでした。
    でも ひとりじゃないんですよね、いろいろな方と繋がって生きているんですよね。
    ここ数年、何もやる気になりませんでしたが 前向きに生きて行くことを亡き夫に誓い、今年は 夫の好きな黄色の花を 何種か植えてみましたよ。(^^)
    おまささんが いつも 心すこやかでありますように。。。
    また お邪魔させていただきます。

  2. 茜ちゃん より:

    少しの間、ブログにブランクが有ったので、風邪でも?と気に掛けていました・・・・今日のブログは多少医学の心得がある私にとって、ショックでした。お察し致します。可なり特殊なキャンサーでしたね。この病気は免疫性疾患から由来しますので、進行が早いんです。・・・・以前から、貴女の心の動きに何か感じておりましたが、具体的にはそこまでは察知できませんでした。・・・よく気丈に頑張りましたね・・これからも今までと変らずに花木を大切にして上げて下さい。花木には人と同じ心があります。必ず貴女を守ってくれます。・・・来月、鹿児島県に引越しの予定です。サワラチャンは月半ばで、お返し致します。この子は私にとってもとても可愛いんです。自分飼い猫のように。 鹿児島ではサワラチャンと同じ雌猫を飼う積りです。溺愛する性質なので困ってしまいます。
    まずは、一先ずご挨拶まで。 お元気で。 彼女にもよろしく!

  3. カタナンケ より:

    もう4年目になるのですか、、
    おまささんの ジーパンのおしりだけ見てから
    庭先においてあったメルアドから おまささんとの
    ブログが始まって 3年?
    りっぱでやさしい のっぽさんや 白雪姫は
    まちがいなくひげさんと おまささんの
    DNAを 受け継ぎすこやかに お育ちです、、
    もしかしたら ひげさんが さわらをおまささんの お守り役に つけてくださっているのかもね、、
    残された者は 逝ってしまった者のぶんも 楽しいこといっぱいして 見せてあげましょうね、、

  4. おまさ より:

    イリアンナ様
    ふとした瞬間、自分でもビックリするくらいに泣いてしまいます。
    そんな時は我慢しないで泣きたいだけ泣きます。
    きっと夫だって許してくれるだろうと思っています。
    普通の毎日の暮らしが、どれだけ幸せなことだったのかは
    失ってみて初めて分かりますよね。
    できることならもう一度会って「ありがとう。」って、そう言いたいです。
    ご主人様の分まで人生を楽しんでください。
    黄色い花を見て、きっとご主人様もお喜びだと思いますよ。(^^)v

  5. おまさ より:

    茜ちゃん様
    ご推察の通り、風邪でブログの更新が遅れていました。
    昨日あたりからやっと復活しましたので、こらからボチボチ更新したいと思っています。
    私は弱虫で、決して気丈ではありません。
    でも子供達や周りにいる友人に恵まれ、なんとかここまでやって来れました。
    本当に困った時には、不思議と助けが入るものなんですね。
    来月は鹿児島ですか?
    しかも、ついに茜ちゃんさんもアメショーを?
    それはそれは、楽しみですね!^^
    暑い中、お引越しの準備は大変ですね。
    くれぐれもご無理なさいませんように‥。

  6. おまさ より:

    カタナンケ様
    カタナンケさんには、本当に助けて頂きました。
    夫が亡くなって間もなく始めたサイト作り。
    ブログのコメントで、どれほどの慰めと勇気を頂いたか分かりません。
    感謝しても感謝しきれないかも‥。
    そうですね。美しいものをいっぱい見て、楽しいことをいっぱいして
    夫に見せてあげましょう!
    時々調子に乗りすぎて失敗しちゃうんだけれど、
    まぁそれは仕方ないか。^^

  7. 大室です より:

    ご無沙汰してます。大室です。
    この場で申し上げるのもなんですが、残中見舞ありがとうございました!
    夏バテが本当にふっとびました(笑)
    ヒゲ君が好きだった写真が、めぐりめぐって、僕も写真に興味を持ち(正確には復活ですが)、今は会社で「写真部」を作ってぼちぼちやってます。
    なんだかんだで繋がってて、単純に人間ってすごいなーって思います。
    そのうち必ず北海道にお邪魔したいと思ってます。
    北海道のものは本当に美味しい。。
    そろそろこのサイトもリニューアルしたいななんて思ってて徐々に考えてはいるので
    期待しててください(笑)
    「とにかく元気で毎日を楽しく!」
    です!

  8. おまさ より:

    大室様
    本当に困ったことが起きた時、誰かが助けてくれる。
    その1人が、まさしく大室君でした。
    このサイトは大室君なしには存在しませんでした。
    当時 喪失感と不安で押しつぶされそうになっていた私に
    ガーデニングのサイト作りは、心の支えでした。
    夫が残してくれた写真を活かせる。
    夫の生きた証が残る。
    そんな想いが、私の生きる希望に繋がりました。
    だから大室君には‥心から「ありがとうございます!」です。
    会社で「写真部」を立ち上げたのですか?
    それは‥驚きました。(笑)
    大室君のですから、きっと素晴らしい写真を撮っていらっしゃるのでしょうね。
    北海道はとにかく広い。
    スケールの大きな大自然は、都会では味わえないものです。
    きっと良い写真が撮れると思いますよ。
    類稀な才能の持ち主の大室君。
    会社でも超多忙だと分かっております。
    気にとめて頂いていること とてもありがたく思いますが、
    負担にならないかと心配です。
    と言いつつ、困った時は相変わらず助けて頂いておりますが‥。(汗)
    残暑の厳しさは、まだまだ続きそうです。
    どうぞお体には気をつけてくださいね。
    コメントをありがとうございました。

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