6日ほど前に、ウトナイ湖に行って来ました。
渡り鳥の中継地として有名なウトナイ湖。
ねぐら入りしたマガンの数が いよいよピークになったというので
じっとしていられなくなりました。
日の出前に湖に着くように、家を4時20分頃に出ました。
ウトナイに着いたのは、5時前。
この日は厳しい冷え込みで、
地面には霜が降り、手袋をしていても指先がヒリヒリと痛みました。
けあらしです。
マガンの群れも霞んで見えます。
突然ドーンという地響きに似た音がして、マガン達が一斉に飛び立ちました。
赤味を増した東の空にも
月の残る西の空にも、マガンがいっぱい‥
顔を出した太陽が、けあらしの立ちのぼる湖面に映し出され
それはそれは、とても幻想的でした。
やがて第2陣が飛び立ち、群れは赤い太陽を横切って行きました。
息を呑むような美しい風景でした。
明るくなるにつれ、手のかじかみがなくなり
夢の世界から解き放たれた気がしました。
いつのまにか 霜がとけていました。
残っていたマガンが、明るくなった空に一斉に飛び立ちました。
生まれて初めての マガンのねぐら立ち。
暗い道を走った価値があったと思いました。
おまさ様
すごい !! すばらし~い!!
羽音が聞こえてくる。背筋がぞぁーとしました。
北海道に来て「アーなんだか幸せ」って思うことが多いのです。
空を見上げてのことが多いのだけど。
私も見て、感じてみたいな~ 《ねぐら立ち》
ZUM 様
渡りのピークは4月2日で、66,000羽のガンが居たそうです。
現在は20,000羽を切ったようで、ガンを見ることができるのも後数日のようです。
あっという間のことですね。
秋にもガンはやって来ますので、機会があれば是非ご覧になってください。
体が震えますよ。^^
また彼らは 日本より寒い国に帰るのですね〜
来年も同じ家族で きてちょうだいね、、
早起きしないとみられない 美しい 景色ですね、、
早起きとりの ひとを 尊敬します〜
カタナンケ様
以前から雁のねぐら立ちを見たいと思っていましたが、
暗い道のドライブが苦手で躊躇していました。
思い切って出かけて良かったです。
あのドーンという体に響いてくるような音が忘れられません。
北海道に30年近くも生きていた人間が言うのもなんですが、
「雁のねぐら立ち」を見たことは有りません。
自然がごく傍に有り過ぎると、自然の美しさや驚異に
無関心になっていくのですね。
ここの人達にもそんな所があります。
青い空、紺碧の海、美味しい水、様々な生き物・・・
琵琶湖に住んだ時、初めて自然を実感しました。
この気持ちを大事にしていきたいですね。
・・・でも、<爆弾低気圧>はいただけませんがね。
どうでした・・北海道は?
茜ちゃん様
越冬するために日本にやって来るマガン。
昔は日本各地に飛来していていたようですが、
今では9割以上が宮城県北部に渡って行きます。
北海道には宮島沼やウトナイ湖に中継地としてやって来ますが、
宮城県のように長く留まってくれるわけではないので
ねぐら入りやねぐら立ちを見るのは簡単ではありません。
ましてや夜の明ける前に遠出をしてでもねぐら入りが見たい、という人はごくわずか。
鳥見が趣味という人でも、マガンのねぐら立ちを見た人はそう多くないと思います。
なので、どうぞご安心ください。
爆弾低気圧。
北海道でも被害を受けた所があったようですが、ここは大丈夫でした。
雨で雪解けが一気に進みました。
庭仕事が忙しくなりそうです。