その他

独り言

夫が亡くなってしばらくは、人に会うのが億劫だった。
気心のしれない人と会うのは、特に疲れた。
余力が残っていないので、少しの言葉に傷ついた。
きっとみんな善意から出ていることなんだろうけれど、
そう受け止める余裕が、その当時の私にはなかった。
そしてそのことが、また私を苦しめた。
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離れて暮らす娘は私を案じて、毎日のように電話をかけてくれた。
だらしない母親を諌めることはせず、ただただ話に耳を傾けてくれた。
時々娘の声も震えているのが分かった。
寂しくてたまらないときは、気心の知れた友人の家を訪ねた。
友人は、目を真っ赤にして一緒に泣いてくれた。
美味しい食事を作って食べさせてくれた。
善意の押し付けは、時として人を疲弊させ傷つける。
苦しいとき1番ありがたかったのは、気の利いたひと言より
静かに遠くから見守っていてくれることだった。
救いを求めて出向いたとき、温かく受け入れてくれることだった。
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POSTED COMMENT

  1. rie より:

    最近なにか、いやなことがありました?
    私から見るとおまささんはスーパーウーマン。
    文章も写真も、ブログからかいま見える生活そのものがカンペキ。
    でも、頑張りすぎちゃってるとかありませんか?
    ちなみに私はお料理はまずまずマメにやるのですが、お掃除が全然駄目。お掃除をするときは泣きそうになりながらやっています。でも片付かない。汚い家の中はそこそこストレスですが、お掃除をカンペキにこなしたときのストレスを考えると・・・・楽な方がいいやと、もう開き直って暮らしています。

  2. 遅咲きのガーデナー より:

    こんばんわ 遅咲きです。
    私、お詫びしなくてはならない事があっておじゃましたのですが
    画面が涙で曇ってしまって・・・・
    痛いほどわかる。切ないです。
    私は 私も この地で一人。
    又 落ち着かれたころにお邪魔します。
     

  3. カタナンケ より:

    静かに見守る、、ということは 優しそうで とても難しい、、
    よかれと思っていろいろアドバイスしたり
    がんばって、、という励ましも
    重い物になるのよね、、
    わたしも まだ  信じられずに
    まいにち  思い返しています、、

  4. おまさ より:

    rie 様
    最近亡くなれらた方のご家族を想いながら、ブログを書きました。
    夫が亡くなった直後、どんなことが私の手助けになったか。
    逆に どんなことが辛かったのか。
    それを思い出していました。

  5. おまさ より:

    遅咲きのガーデナー様
    最近知り合いが亡くなりました。
    残されたご家族に対して
    私に何ができるだろうと考えているうちに
    昔のことを思い出してしまいました。
    お詫びしなくてはならない事。
    何でしょう?(ドキドキ)

  6. おまさ より:

    カタナンケ様
    私自身は、当時こんな有様でした。
    人前ではそれなりに振舞っていましたが、
    疲れ切ってボロボロでした。

  7. 乙姫 より:

    こんにちは 初めまして 以前からお邪魔させてもらって
    お庭や りっぱな考えを持った活力ある すごい方だと 
    拝読させてもらってました
    辛い気持ちとても伝わって 涙がこみ上げてきました
    私のほうがず~と年上だと思います
    春に突然夫とお別れし 今自分がどうしたら良いのか
    気持ちと闘っています 感情をはきだすことが
    心を健康にすると知ってますが
    気持ちを素直に出せなく 直ぐ取り繕ってしまいます
    ブログ慣れていません 急におじゃましてしまいました  

  8. おまさ より:

    乙姫様
    こんにちは。
    そうですか。
    春に ご主人様を亡くされたのですね。
    辛いときですね。
    お身体は大丈夫ですか。
    お食事は摂れていますか。
    ブログにコメントを残してくださって、ありがとうございます。
    この場所が捌け口になるなら、いつでも使ってくださいね。
    一生懸命耳を傾けますから。

  9. ST より:

    初めてコメントさせていただきます。
    おまささんには 大切な人を亡くした苦しさや辛さ、悲しみを受け止め、受け入れ、支えてくださる方がいたのですね。今も。
    それは同じ悲しみを共有される子供さんだったり、良い御友人だったり。勿論、おまささんのお人柄からと分かっています。
    私方の菩提樹の院主さんは折に触れ、「嫌なことはお酒でも飲んで忘れるのが良いが、亡くなった大切な人のことは忘れずにいつも身近に感じていてください」と言われます。
    私には余命宣告をされた夫がいて、私も家族も現状をどの様に受け止めて良いのか、これからどうなっていくのか分からずに、不安な毎日を送るうち、すっかり涙脆くなってしまいました。
    夫は私の意に反し、体に悪そうなことばかりして、体に悪そうなものばかり食べて、今のところ宣告された余命を更新中です。
    この様な夫を看ていると、やりたいことは出来るときに、食べたいものは食べられるときに、なのかな?と思ったり、イヤイヤ医学の進歩を信じて摂生をして、確かな治療が受けられるまで気力体力を維持して欲しいと願ったり、気持ちの揺れ動くこの頃です。
    とりとめなくなりました。
    夫が帰って来ましたのでまた。

  10. ST より:

    さきほどは失礼しました
    菩提樹ではなくて菩提寺でした^^;
    いろいろ お話ししたかったのですが、こんな調子の私ですので
    またの機会にお邪魔させていただきますね^^
    いつも おまささんのお庭の様子や野鳥のお写真を楽しみにしています。
    ではお元気で

  11. mimiha より:

    言葉も文字も時として無力になりますね。
    精一杯の気持ちをこめて、おいしい珈琲にケーキをつけて野鳥の声だけが聞こえる庭におまささんをご招待です。
    ブログ、だぁいすきです。

  12. おまさ より:

    ST様・mimiha 様
    すみません。
    所用があって、すぐにお返事することができません。
    改めてお返事致します。本当にごめんなさい。

  13. 遅咲きのガーデナー より:

    こんにちわ   遅咲きです。
    7月初め、オープンガーデンにお邪魔した時のことです。
    憧れのお庭に立った嬉しさに、興奮しておりました。
    植えられているお花を、「撮影してもよろしいですか?」
    この一言なしに私は撮影させていただいていたように思います。
    それを今頃になってハタと気付き、
    大変申し訳ないマナー違反をしたものと反省しております。
    改めてお詫び申し上げます。
    今後はマナーをもっとしっかり身につけて、お邪魔したいと思います。
    本当にごめんなさい。

  14. おまさ より:

    ST 様
    お返事が遅れてすみません。
    3日ほど家を空けていました。
    頂いたコメントを何度も読み返しました。
    STさんの抱える不安や迷い、悲しみが痛いほど伝わってきて
    胸がいっぱいになりました。
    辛いですね。
    何もできませんが、
    お話を伺うことならいつでもできます。
    辛くなったら、ここに吐き出しにいらしてください。
    お身体は大丈夫ですか?

  15. おまさ より:

    mimiha 様
    mimiha さんの優しい気持ち、十分に届きました。
    いつも本当にありがとうございます。

  16. おまさ より:

    遅咲きのガーデナー様
    こんにちは。
    庭の写真なら 自由に撮って頂いて結構ですよ。
    断りは必要ありませんので、なにも心配しないでください。^^

  17. 遅咲きのガーデナー より:

    こんにちわ 遅咲きです。
    ホッ!!(*^_^*)   ありがとうございます。

  18. おまさ より:

    遅咲きのガーデナー様
    どういたしまして。^^

  19. hikoko より:

    お久しぶりですおまささん
    お庭にお邪魔して写真まで載せて頂いたのにお礼も言わず失礼しています。
    お陰さまで姪も、もっともっと元気にしています。 ありがとうございました。
    この場をかりてST様にコメントさせてください。
    ST様御心労いかばかりかとお察しいたします。
    私は宣告された方の身で、家族親戚を心配させています。
    おそらくご主人様もご家族のことを案じていられるだろうと察します。
    私も日々大好きな野菜作りと庭の手入れに少し無理をしたりしています。
    夫は私に「無理しすぎじゃないの?」とか娘に「きっと早く死にたいんだよ」とかこぼしています。
    でも私思うんですよ。病気は私のところに来ることが決まっていたんだと。 大事にして治るならずっと寝ていよう。 でも病気はそんな簡単なものではありません。 それなら死ぬまで明るく暮らしたい。 残していく者に少しでも悲しい思いをさせないよう笑顔を残していきたい。
    少しぐらい疲れても家族に美味しいものを作って助けを求められたら
    できるだけ手伝って、気がついたら「あれ、私死んでるみたい」と、、、。
    運命って本当にあるのだと思うんです。 それって逆らってはいけないし、逆らえないし、それならあるがままに生きませんか?
    それに宣告なんて間違っているかもしれませんよ。 まだず-っと生きられるかもしれませんよ。 (ニコニコ)

  20. おまさ より:

    hikoko 様
    お久しぶりです。
    先日はありがとうございました。
    hikokoさんの とびっきりの笑顔で、本当に幸せな気持ちになりました。
    素敵な姪御さんにお会いできたことも、とっても嬉しかったです。
    夫の闘病中は、一生懸命「希望探し」をしました。
    どんな小さなことでもいいからと、毎日なにかしら探しました。
    簡単に見つかるときもあるし、難しいときもありました。
    家族を心配させないように必死で頑張っていた夫が、
    希望を探せなくなったときがありました。
    「化学療法でう~んと良くなって、子供達と旅行に行くんでしょ。」
    笑顔で励ましながら、私の心は張り裂けそうでした。
    耐えがたい痛みと薬による幻覚。
    抑制帯で手足の自由と 自尊心を奪われた日。
    それでも希望を探そうと、必死でした。
    笑って過ごすのが難しいときもあるけれど、
    そうありたいと願って前を向いて歩いていくことができれば
    十分なのかな‥って思います。
    hikoko さんの病気が、いつまでも発症しないように心から願っています。

  21. 花散る里 より:

    初めまして花散る里と申します
    おまささんと同じように私も人に会いたくなかったですね
    私は無神経な人たちの相手をするのが苦痛だったのかな・・・
     
    やっと2年半が過ぎて素直に涙を流せるようになりました
    夫の死を、もう帰っては来ないということを受け入れる事が出来た
    のだと思います

  22. おまさ より:

    花散る里様
    初めまして。
    2年半、辛かったですね。
    死を受けいれることがこんなに大変だと思いませんでした。
    それなしに前に進むことはできないと分かっていても、
    どうもがいてもそれができない。
    私は1年間泣き通しました。
    子供のように泣きました。
    泣くことでなんとかバランスを保っていたので、
    そのことを咎められると自分自身を否定されたような気持ちになりました。
    もちろんそれが、私を案じてのアドバイスだと分かっていたので、
    そんなふうに思ってしまう自分がまた情けなくなりました。
    大切な人が居なくなったのですもの。
    泣いて当たり前。
    そう思えるようになって、少し楽になりました。
    行きつ戻りつ。
    でもきっと、新しい時間はやって来ます。
    お身体に気を付けてくださいね。

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