今回も引き続き「故郷で見つけた自然シリーズ」は、ちょっとお休みです。今日紹介するのは、「愚陀佛庵」。
「愚陀佛庵」は、明治28年に夏目漱石が松山中学に英語教師として赴任した際の 住まいを復元したものです。
実際の住まいは、戦争の空襲で焼失してしまったとか‥。
漱石は、一高時代の同級生だった正岡子規とここで52日間の共同生活を送っています。
なんでも漱石のすすめで始まった同居のようで、1階に正岡子規、2階に夏目漱石が暮らしていたのだそうです。
ちなみに「愚陀佛庵」という名前は、漱石の俳号「愚陀佛」にちなんでついたとのことです。
下の写真2枚は1階の様子です。簡素で美しい‥。
ここで子規が門下生を教えたり、漱石を交えて句会を開いていたのかと想像すると それだけでちょっとドキドキしてしまいました。
気の利いた俳句などを披露したいところですが、生憎その才能に恵まれておりませんので 子規の俳句を一句紹介!
桔梗活けて しばらく仮の書斎哉
この1階で子規は 同好のなかまと 俳句(明治の時代に軟弱者の 慰みといわれていた)をつくっていたのですね、、あのころの人々は 熱いハートが からだのなかで燃えたぎっていたみたい〜
時代のせい、、なのかしら、、
(白鷺のところ もひとつコメいれてるよ)
カタナンケ様
愚陀佛庵を見る度に、ここで漱石や子規が句会をねぇ‥。
と、あれこれ想像してしまいます。
もっとも復元された建物なので、実際に暮らした場所ではありませんが‥。
あのころの人々ねぇ。
そうですね、志の高い人が多かった時代という気がしますね。