花咲かおまさ

北海道のガーデニングブログです。雪国でイングリッシュガーデンを楽しんでいます。

動物

ハクチョウの子

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鳥のように大空を飛びたい。子供の頃 風呂敷を首に巻き、ちょっと高めの塀の上から飛び降りた経験‥誰でも1度はあるんじゃないでしょうか。

風呂敷の効果はゼロ。真下にストンと落ちてしまい、夢見る子供は現実の厳しさを知ることとなります。

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飛んでいる野鳥は一様に美しく、見ている者の心を捉えて離しません。

なかでもハクチョウの飛翔の姿は、優雅そのものです。

長都沼の飛べなくなったオオハクチョウも、かつて遠方からの長旅を終えてやって来ました。

そして今、彼らのもとには仲間が次々に飛来してきています。

ハクチョウの群れは沼の近くの農地に餌を求めて飛び立ち、夜には沼に戻って羽を休めます。

先日餌をついばむその群れの中に、足を引きずっているオオハクチョウを見つけました。マガンの代わりに3羽目のオオハクチョウが現れたと喜んでいましたが、どうやら仲間と合流したようです。

 

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とうとう飛べない2羽だけになってしまったか‥と思いながら水路に近づくと、

なんとオオハクチョウのすぐそばには、新たな2羽のハクチョウの姿が‥。

 

まだ小さなそのハクチョウの子。1羽は疲れ切ってうずくまっていました。どうやら左の羽も少し傷んでいるようです。多分兄弟なのでしょう。元気なもう1羽が、労わるような視線を向けていました。

飛べないオオハクチョウは、すぐそばで黙って見守っているように見えました。そうか‥。マガンの子を守ってくれたオオハクチョウ。今度はハクチョウの子を育ててくれるのかもしれない。 

 

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2日後、同じ場所に‥いました!いました!うずくまっていた子は少し元気になったようで、立ち上がってあのオオハクチョウのすぐそばに寄り添っています。まるで新しい家族ができたようです。

もう1羽のハクチョウの子は、そばの水路を泳いでいましたが、やがて小さな鳴き声を上げながら飛び立って行きました。羽を傷めたハクチョウの子はその事を気にする様子もなく、2羽のオオハクチョウと共に餌をついばんでいます。

「飛んで行ってしまった子、またここに戻ってくるのかなぁ‥。」そんなことをぼんやりと考えていたら、なんといつの間にか対岸にキタキツネが!キツネは、3羽のハクチョウをじっと見ています。「うわぁ~、嫌な雰囲気。」

キツネに気付いたオオハクチョウも、緊張した面持ちで様子を窺っています。幼いハクチョウはまだ警戒心が無いのか、キツネには無関心のようです。ホントにまだ小さい子なんだ‥。

「キツネ~!ダメだぞ。ハクチョウのそばに来ないでよ~!」

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‥でも翌日、いつもの場所にハクチョウの姿はありませんでした。

そこに居たのは数羽のカラスでした。そのうちの1羽が、羽のついた肉片をくわえていました。その羽は美しいグレーをしていて、あの幼いハクチョウの子のもののように思えました。

あどけない、まだ小さな命。遠くシベリアから渡って来たこの子の命が、他の生き物のの命を支えた‥ということなのでしょうか。

それでもオオハクチョウのすぐそばに立っていた小さな子を想うと、どうしても悲しくなってしまうのです。(涙)

残った2羽のオオハクチョウが、どうかどうか無事に冬を越すことができますように‥。

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